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Windows 2000でアラビア語を使う

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Word 2000でアラビア語

Word 2000でアラビア語を使うこと自体は非常に簡単です。ワードパッドと同様、タスクバーにインジケータから使用言語をアラビア語に変更するだけ。あとはキーボードと格闘しながら入力してください。

図の例では、日本語、アラビア語、トルコ語が混在できるということを示しています。Wordでトルコ語を打ったのはこれがはじめてだったのですが、長母音の^なども簡単に打てることをはじめて知りました

Excel 2000でアラビア語

エクセルの場合もまったく同じです。しかし、後述のようにExcelおよびAccessではアラビア語の入力でけっこう大きな問題があります(次ページ参照)。

Access 2000でアラビア語

アクセスもまったく同じ。単純な入力に関してはとくに問題なく、使用できます。

筆者はこれでようやくアラビア語の蔵書をアラビア語のままデータベースにできるということで非常によろこんでいます。

またWordなどと同様、アクセスのデータのなかでも母音記号などをつけることが可能です。ただし、これは後述のように、若干問題を起こす可能性があります。下の例はちょっと見にくいのですが、真中あたりにal-Jumhuriya al-Iraqiyaというのが見えると思います。これはほんとはそのまえにSaddam Husayn Ra'isというのが隠れています。きちんと母音記号がついているのがわかると思います。

Internet Exprolerでアラビア語

インターネット・エクスプローラ(IE)は5.0になって、アラビア語を表示することが可能になりました。ただ単に表示するだけなら、Windows 2000は不要で、Windows 98でIEを使ってもできます。Windows 2000を使うメリットは、もちろん入力ができるということです。アラビア語のサーチ・エンジンなどを使うとき、98+IE5.0では表示まではできても、入力はできませんでしたから、結局アラビア語のページを検索することはできなかったわけです。これがようやくできるようになりました。

これはAyna.Comといういかにもありがちなアラビア語検索サイトで「サッダーム・フセイン」で検索し、1件もヒットしなかった例です。ただし、きちんと探していることはわかるでしょう。これでアラビア語のウェブをサーフィンしても怖いことはありません。Outlook Expressでアラビア語もちろんOutlook Expressでもアラビア語がつかえます。そして、日本語とアラビア語を混在させることも可能です。ただし、この場合、相手が読める態勢になっていなければだめです。ほかのソフトと異なり、Outlook Expressの場合、相手がいるわけですから、相手のメールソフトがアラビア語に対応していなければどうしようもありません。ただし、IE5.0を導入されているかたで、アラビア語のフォントもインストールされているなら、Windows 2000じゃなくても読めるはずです。実は、Outlook Expressは、アラビア語(および日本語)を送る場合、Unicodeで送るからです。アラビア語を入力したメールを送ろうとすると、

Unicodeとして送信
そのまま送信
キャンセル

というメッセージがでてきます。これで「Unicodeとして送信」を選べばいいのです。UTF-8だったか、7だったか忘れてしまいましたが、98でもアラビア語やトルコ語を送ろうと思えば、送れますし、Unicodeであれば、送られたものを読むことができるのです。

FrontPage2000でアラビア語

フロントページでもアラビア語と日本語の混在は可能です。したがって多言語によるウェブ・ページの構築がWindows 2000+FrontPage2000で簡単にできるようになるわけです。若干不思議な動きはありますが、日本語が主の単純なページを作る場合には問題はないでしょう(見本)。

ただし、アラビア語を含む多言語ページを作っても読む側にその態勢がととのっていなければどうしようもありません。基本的にはIE5.0以上が必要になります。Adobe Acrobat 4.0アドビ・アクロバットは、Windows 2000の当初の版では不具合があったようですが、日本語のβ版ではきちんとインストールされます。アラビア語を表示するためには、アラビア語のフォントを(たぶん)埋め込まなければならないと思います。設定で使用したフォントを埋め込むようにしてください。アラビア語のフォント自身はそれほど大きくないので、使用上問題はないと思います。ただし、フォントによってはうまく表示できないものもあるようです。アラビア文字だけを複数のフォントを利用して入力したWordのファイルをPDF化したものを例としてあげておきます。実は筆者の環境でも、自分でつくっていながら、一部のフォントは読めません。ご覧になりたいかたはここをクリックしてください。このPDFのなかには何種類ものフォントが入っていますが、実際、Windows 2000でインストールされるフォントは1つか2つにすぎません。このフォントの少なさはやはり欠点といえるでしょう。なおファイルに含まれたフォントはアラビア語版Windows 95やOffice 97、さらにはアラブ諸国で市販されているものです。Windows 2000に入っているわけではありません。

アラビア語・日本語ウェブ・ページの作成

アラビア語と日本語を混在させた多言語ウェブ・ページを作成するには、Windows 2000とFrontPage 2000の組み合わせでも簡単にできますが、入力の手間を考えたら、Windows 2000とWord 2000の組み合わせでもいいかもしれません。ただし、同じような体裁でまったく同じ文章を入力しても、できあがったウェブ・ページはWordとFrontPageでは大きく違います。

まずFrontPageでつくったページはこうなります。つぎにWordでつくったページです。ファイルの大きさを比べてみると、驚かされます。FrontPageのファイルは482バイトなのに対し、同じ字数なのにWordのファイルは4658バイト、つまり10倍近く大きいのです。HTMLのソースを見てみると一目瞭然なのですが、実はWordのファイルはただのHTMLではないのです。なんとXMLを使っているのです。

たとえば、WordでつくったHTMLファイルで日本語、アラビア語を並べたところのHTMLタグを見てみると

<p class=MsoNormal><span style='font-family:"MS 明朝";mso-ascii-font-family:Century;

mso-hansi-font-family:Century'>日本語</span></p>

<p class=MsoNormal><span lang=AR-SA dir=RTL style='font-size:12.0pt;mso-ansi-font-size:

10.5pt;font-family:"Times New Roman";mso-ascii-font-family:Century;mso-hansi-font-family:

Century'>&#1575;&#1604;&#1604;&#1594;&#1577; &#1575;&#1604;&#1593;&#1585;&#1576;&#1610;&#1577;<o:p></o:p></span></p>

となっています。WordはShift-JISを基本に、日本語とアラビア語の文字コードやフォントをいちいち切り替えながら、表示しているのがわかるでしょう。

一方、FrontPageは単純にUnicode(UT-8)を使っています。見た目は圧倒的にWordのほうがきれいですし、とくに作者の意図をより性格に伝えるという意味ではWordを使ったほうがいいかもしれません。しかし、文章があまりに長いような場合はWordのXMLファイルではファイルの大きさが巨大になってしまう可能性があります。しかし、FrontPageは右から左に書く言語には対応していませんので、アラビア文字の入力には向きません。したがって、アラビア語の長い文章を入力するときにはWordやNotepadなどでUnicodeのテキスト・ファイルをつくり、それをFrontPageでつくったファイルに貼り付けるというのが一番いいのではないでしょうか。


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