osama bin laden

オサーマ・ビン・ラーデン

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資金

オサーマの資金についてはすでに言及したとおり、3億ドル説が一人歩きしている。サウジアラビアにいた時代の金はどうなったのか(かれのサウジ国内にあった財産は凍結されている)、またスーダン時代に設立した企業との関係は現在どうなっているのか、アフガニスタンでは事業を行っているのかなど不明の点は少なくない。そして何よりも現在の資金源がどうなっているのかもわかっていない。

かつてはサウジアラビアをはじめとする湾岸の富裕な階層がさまざまな宗教グループに慈善活動として寄付を行い、その一部が過激集団にも流れていたことは公然の秘密である。こうした寄付活動はエジプトなど原理主義グループの活動に手を焼く国にとってきわめてやっかいなものとなり、とくに湾岸戦争後は、湾岸各国政府が取り締まりをきびしくし、宗教組織への資金流入が大いに狭められた。

これは日本における総会屋と企業の関係に近いものもあるが、重要なのは、富裕階層がかならずしもこうした寄付行為をいやいやながら行っているわけではないことである。むしろ喜んで(そしてそれが過激派に流れることも承知の上で)行っている可能性が高いのだ。8月29日付の米ワシントン・ポスト紙は、こうした富裕階層と宗教グループの密接な関係により、湾岸諸国当局が米諜報機関に十分な協力を行わないでいると指摘している。ただし、同紙は、昨年オサーマの会計を担当していたムハンマド・モイサーリフMohammad bin Moisalihが逮捕され、サウジアラビアに連行され、サウジ当局に協力しはじめたと報じている。米当局のこうした資金源追及はアル・カポネとアンタッチャブルの戦いを想起させる。

パリで発行されているアラビア語新聞、ワタヌルアラビー紙は、オサーマがルクセンブルクとアムステルダムで会社を経営していると報じている。そこで働いているのは、かれの運動とはまったく無関係の連中で、ターリバーンの阿片からあがる資金をあつかっているという。

なおサウジアラビアのアブドゥッラー皇太子は「オサーマにはサウジアラビアでは資金もなければ、影響力もない」と語っている。

また10月19日付のU.S. News and World Report誌は、オサーマがすでに3億ドルの資産を使い尽くしていると報じている。同誌によれば、オサーマの資金源として重要なのは現在は、みかじめ料(protection money)と寄付だという。今年の夏にはサウジの有力者の代理人2人がオサーマのもとを訪れ、サウジ国内で活動しないよう金を支払っていった。上述のように他の湾岸の金持ちも同様の金を支払っているという。またサウジアラビアの王族もオサーマに多額の寄付を行っているものがいるとされる(p.34-37)。

なお米ABCによれば、オサーマの資金は下記のとおり。

Bin Laden's:

EXPENSES

ASSETS

600-man training camp in Afghanistan

AK-47 Rifles

Stinger missile launcher

Safe houses for secret meetings

International travel and housing

Fake passports

Satellite telephones

Satellite television broadcasts to supporters

Training programs for allied terrorists
Believed to have access to $250 million, perhaps more, although some experts believe the sum may be less. Some may be invested in European securities.

May operate as many as 80 businesses, allowing opportunities for moving assets and providing aliases to operatives.

Alleged to use charity organizations for hiding funds and personnel and gathering intelligence.


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