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<<蔵書票に関するその他の資料>>

蔵書票に関する直接の書籍ではないが、その中に 蔵書票に関する話題や、蔵書票
そのものが載って いる本や雑誌で、私が気がついたものを取あげました。

 


『本の話』(文藝春秋 発行)

●1995年7月に創刊された出版社の小冊子
●創刊号以来、銅版画家山本容子氏の作品
<作家にささげる蔵書票>が毎号の表紙を
飾っている。
●それに200字あまりの解説がついていて
毎号が届くのが楽しみである。
創刊号からの対象となった作家名など

出版社の小冊子は本に関する貴重な情報源

 

 




『これくしょん』(吾八書房)
●東京・神田神保町の古書店である吾八書房から、会員制(年間3,000円)で年4回発行されて
いる図書目録である。
 [連絡先:東京都千代田区神田神保町1−6桶谷ビル4階 吾八著房 03−3292−0058]
●普通の古書、豆本、稀覯本だけではなく、蔵書票に関する書籍や著名作家の蔵書票集もよく
揃っているので、コレクターにとっては貴重な情報源である。
●単なる目録だけではなく、蔵書票に関するニュースや記事が毎号に出ていて、これも役立つ。
例えば、『これくしょん61号(平成14年6月発行・通巻233号)』の巻頭には、次の公演記録が
掲載されている。
『西洋の蔵書票<蔵書票のなかの絵の意味について>』 [内田市五郎氏が、2002年2月に
台湾・台北で行われた「第十届台北国際書展(国際図書展示会)」で講演された内容のまとめ]
●台湾や中国における蔵書票に関連したニュースもよく出ている。

 


 


『閑板 書国巡礼記』
(斎藤昌三著 紅野敏郎解説
 平凡社 東洋文庫639 1998年)

●書物研究家である斎藤昌三氏が1933年
(昭和8年)に出した同名の本が元である。
●この中にあるエッセイは大部分が雑誌
『書物展望』のために書かれたものである。
●「東路=温故随録」、「西路=縦断横話」、
「南路=書痴放談」、「北路=趣味遍路」の
四つの部分に分けて、本や雑誌に関する
数多くのエッセイがまとめられている。
●この「西路=縦断横話」の中に「蔵書票の
話」として三つの話題が紹介されている。
 <欧米の蔵書印>
 <蔵書票私言>
 <エキス・リブリスの是否>
 

<欧米の蔵書印> 東洋の蔵書印とからめて、西洋の蔵書票について、その意味や図案の
こと、またそれが日本に到来した話が書かれている。西洋では、著名人名の蔵書票貼付本を
買い集め集大を誇り合う道楽があるというが、こらは日本における有名人の使った印を集める
のに似たりとしている。アーネスト・サトウの蔵書印、「英国、薩道蔵書」の紹介もある。
<蔵書票私言> 日本のように出版の発達した国で、どうして蔵書票だけが発展しないかと
という黎明期の嘆きが書かれている。昭和8年頃は、日本蔵票会が組織されて15,6年が
経った時点であり、蔵書票に対する世の中の理解はほとんど無かったのであろう。
<エキス・リブリスの是否> 蔵書票の本来の役割、それから転じた蒐集対象版画としての
扱いとの関連、それに伝統的な蔵書印論者との論争と、まだ蔵書票なるものがわが国でよく
認知されていなかった時代の状況が書かれている。

 

 


『浅水文庫コレクション 美しい本の世界』
(編集企画:庄司浅水・多川精一
 東京エディトリアルセンター 1984年)

●60年余りの愛書人生において著者自ら
蒐集した<美しい本>の中から十数点の
紹介と、本の中の本といわれる<聖書>
から15世紀のものも含めて十数点の紹介
がある。
●アシェンデン・プレス版『ダンテ著作集』
(1909年チェルセア刊)の写真を見ている
と現物を直接見たいという誘惑にかられる。
●岩佐なお氏制作の銅版画蔵書票が
一葉ずつ付いている。
●この本は限定120部の製作である。

 

 




『遊びをせんとや生れけむ』(関根烝治 書肆ひやね 1999年)

●関根烝治氏は宇都宮で開業している医者であるが、日本書票協会の会長を勤める。
●愛書家であり蔵書票の蒐集家でもあるが、同氏が『下野愛書会通信』に載せた随筆風
の書き物を中心に37編の文章が載っている。そこには蔵書票に関するものも数編ある。
●蔵書票の図版も多く掲載されているが、特装限定30部には、オリジナル蔵書票3葉が
貼り込まれている。
●同氏は「ドン・キホーテ」図柄蔵書票の蒐集家として著名であるが、自ら<呑喜芳亭>と
いうペンネームを使ういわれも書かれている。

 

 


『バイロス画集』
(奢灞都館 1992年)

●内容
蛙のすみか
化粧台物語
ヴィーナスの苑
CC婦人の閨房
レスビアン輪舞
包(パオ)家の美しい娘
艶やかな貴婦人の可愛い足
ダンテ「神曲」
蔵書票
私の道徳観(侯爵フランツ・フォン・バイロス)
私の蔵書票(侯爵フランツ・フォン・バイロス)
バイロスの生涯(山本芳樹)

 

 


『吉田正樹木版画集「軌跡」』
(吉田正樹 ほうのき工房 2001年)

●名古屋在住の版画家、吉田正樹氏の作品
43点を集めた版画週である。
●それぞれの版画は、1頁1葉ずつきれいな
カラーで刷られている。また、全ての版画には
500字位の説明文がついている。
●巻末には、同氏が1997年〜2000年に
制作した木版画による蔵書票32点が見開き
ページに載っている。



 

 





『楽しい木版画の世界』
(伊藤卓美 日貿出版社 2002年)

●版画家として幅広い活動をされている
伊藤卓美氏が、宮沢賢治の山猫になって、
版画やはがき・名刺・蔵書票などを楽しく
つくろうと呼びかける。
●この中に蔵書票や著者票の紹介があり、
この作家独特に味わいのある木版画による
作品も多く紹介されている。
●同氏の著書で『もらってうれしい木版画の
年賀状』も同じ出版社から出ている。


 

 




『ほんわかだより』
●これは、株式会社図書館流通センターから、全国図書館、学校、出版社、図書館利用者
向けに発行されていた雑誌である。
●この雑誌に「私の蔵書票、この1枚」として、表紙に蔵書票そのもの、その裏側に数百字の
その蔵書票にまつわる文章(作家または蔵書票保持者による)が毎号載っていた。
<No.144 1999年7月号> 末廣吉成作の蔵書票『愛縁機縁』
<No.148 1999年11&12月号> Bruno Missieri(イタリアの著名作家)作『愛の欲望』
●なお、この雑誌は上記No.148で終刊となり、2000年からは新雑誌『図書館の学校』と
なって配布されている。

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