蔵書票の新刊書

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蔵書票の新刊書『書物愛 蔵書票の世界』をご紹介


『書物愛 蔵書票の世界』
日本書票協会編著 平凡社新書
2002年1月発行 840円(税別)

<カバー見返しのコピーから>
本と版画美術への愛から生まれた
自分だけの蔵書のしるし、「蔵書票」。
その歴史、具体的な制作法、
蔵書票作家を紹介するミニ事典、
さらに、つきない魅力を存分に語る
エッセイから、
西欧のエロティックな逸品・
美しいお宝作品紹介まで、
至れり尽くせりの蔵書票入門。

小版画図版140点収蔵、超お買得。
本好き、愛書家、読書人、待望の一冊。
 

 

●久しぶりに蔵書票に関する新しい本が出版されました。その編著者は日本書票協会で
あり、『書物愛 蔵書票の世界』というタイトルで平凡社新書シリーズの一冊です。
同新書シリーズの中でもカラーが8ページもあって最多というばかりではなく、図版も140点
収載されており、蔵書票愛好者にとり楽しい本です。また、これからこの世界を楽しんで
みようと思われている方にとっても格好の入門書といえます。

 

●この本の執筆者は、日本書票協会の理事や事務局のスタッフ、それに多くに蔵書票や
書物に関する専門の方々ばかりです。また、この中には、蔵書票の制作技法別に合せて
40名余りの作家も紹介されています。目次は以下のとおりです。
『書物愛 蔵書票の世界』目次
 第一章 蔵書票入門
  1 蔵書票への誘い
  2 蔵書票の制作技法
 第二章 蔵書票を作る人々ミニ事典
  1 恩地孝四郎とその仲間たちの蔵書票
  2 木版
  3 銅版
  4 様々な版式(リトグラフ・型染・孔版など)
第三章 蔵書票を楽しむ
  バイロスの蔵書票 その魅力について  山本芳樹
  ウクライナの作家、ダヴィッド・ベケル氏へ蔵書票を依頼する  青木康彦
  蔵書票のパラドックス  気谷誠
  蔵書票を本に貼りましょう!  江副章之介
  古本の蔵書票  出久根達郎
  蔵書票依頼、初体験  田中栞
  蔵書票との出合い  八木福次郎
  蔵書票の楽しみ  向田わか子
  私の作った蔵書票  下野幸雄
  掌中の愉悦  みさきたまゑ
特別付録 西洋蔵書票の世界  内田市五郎
日本書票協会のこと
あとがき
蔵書票についての参考文献

 

●この本の巻末にある「蔵書票についての参考文献」から、そのリストを下記のとおり引用
させていただきました。
*『蔵書票の話』 齋藤昌三、昭和4年8月、文芸市場社
  蔵書票に関する古典的な名著、異装本がある。
*『日本之古蔵票』 齋藤昌三、昭和21年9月、書物展望社
*『日本好色蔵票史』 齋藤昌三、昭和22年5月、青園荘
  以上、齋藤昌三による蔵書票三部作。
*『蔵書票ノ話』 石曾根民郎、昭和17年11月、版画荘
*「"EX-LIBRIS", "Book-plate",「蔵書票」についての一考察」1-2(「都留文科大学研究
紀要」第三・四集) 河西万文、昭和41年11月・42年7月、都留文科大学
  市販本ではないが、蔵書票研究の力作。
*「日本に於ける蔵書票研究と紋章蔵書票」(「共立女子短期大学文科紀要」第三四号)
 内田市五郎、平成3年2月、共立女子短期大学
*『現代日本の書票』 日本書票協会編、昭和53年10月、文化出版局
*『続・現代日本の書票』 平成6年11月、日本書票協会
  1943年から1993年までの「書票暦」が写真版で掲載されている。
*『日本の書票』 日本書票協会編、昭和57年5月、文化出版局
*『図説「書票の世界」』 昭和60年5月、つくし館
*『蔵書票の美』 樋田直人、昭和61年3月、小学館
*『蔵書票の魅力』 樋田直人、平成4年2月、丸善
*『蔵書票の芸術』 樋田直人、平成9年5月、淡交社
*『現代「書票」情報事典』 内田市五郎・中井昇編、平成元年9月、つくし館
  世界の蔵書票作家を紹介した本、改訂版の刊行が待たれる。
*『西洋の蔵書票−バイロスとアールヌーヴォー』 内田市五郎、昭和57年3月、岩崎美術社
*『フィンゲステン・エロスの夢−アール・デコの蔵書票』 内田市五郎、平成元年3月、岩崎美術社
*『黄金期の西洋蔵書票』 クリフ・パーフィット、平成8年10月、日本古書通信社 
*『西洋のエロティック蔵書票』 内田市五郎・中井昇編、平成10年4月、つくし館
*『紙の宝石・書票を楽しむ』 土屋文男、平成4年7月、北海道新聞社
*『書票で楽しむ』 田中薫、平成5年6月、さきたま出版会
このリストは、原野賢吉編『日本蔵書票書目』(平成12年10月、日本書票協会)を参考に
制作されたとのことです。なお、上記の各本は、今なお新刊書で販売されているものもあり、
また古書情報を丹念に調べれば見つけられるものもあります。

 

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