

ぶらり農業見てある記(アメリカ北部)
アメリカ北部の農業事情(上)
〜大和魂「モルガント・フローラル」農場に健在〜
| 飛行機の長旅疲れもそこそこに、早速農業視察の第一歩を始めた。 11月2日シアトル(ワシントン州)の北部、相当寒いだろうと厚着をしたが、まずまずの気温で安心。紅葉も美しい、ここ中堅の鉢花栽培農家はガラス温室 5,000坪、従業員35名。主としてクリスマス用のポインセチアを10万鉢、春先にイースターリリーを3万鉢、その他花壇苗やポットマム、セントポーリア等である。 まず「モルガン農場」の社長(園主)伊熊さんの紹介をしておこう。 若い彼は10年以上前に当農園に実習生として、浜松から渡米していた。 日本に実習生としてきていた台湾人の奥さんと一緒に当農園に再渡米した時、年若く33才の青年だった。 再び日本に帰る夢を捨て、永住の意思堅く、当「モルガン農場」を買い取ってしまった。 |
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| まさに”大和魂アメリカに有り”である。勿論故郷の両親の援助もなく、親子の別れの心痛は大きかったに違いない。
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少々老朽化しつつある温室群ではあったが、彼は明るく説明をしてくれた。冬は大変寒く雪も多いので、相当な暖房費がかさみ、温暖地のカリフォルニア産やカナダ産の圧迫が大きく、あまり儲かっていないとか・・・土地の値上がりで息をつないでいるとのことだったが、どこかの農村地帯と似ているなどと苦笑した。
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| アメリカはセリ市場は無いので販売の苦労は、相当な努力が必要なことである。 最近は、消費者の花を観る眼が厳しくなり、良品質を求められるようになり、大変なようだ。 |
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| 親株を購入して、挿し木で増やすそうだが、大方はパテント物の苗を購入する。1株3セントのパテント料の支払も大きく経常を圧迫する。鉢土も自家配合だか?どこか私の鉢土と似ていて安心した。
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ワシントン州全域に出荷されるポインセチアの赤い葉っぱが、 クリスマスまだかと首を長くして温室の中で待っている姿が印象 的でもあった。 日本青年、いや日系青年!より一層の繁栄を!と期待しつつ次の農場へと向かう。 |
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| クリスマス出荷を待つ10万鉢の「ポインセチア」 |
| (中)へ続く・・・ |
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