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「1日クルージング」のサロニコス諸島の美しい島イドラ Hydra/ギリシア
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サロニコス諸島の美しい島イドラの港 白壁の家々が岩の斜面に建ち並ぶ 1982年・夏 |
| サロニコス湾に属する三角形のアエギナ島や細長いポロス島と並び、首都アテネ郊外の港から出発する人気の高い「1日クルージング」のお決まりコースに設定されていることから、5月〜10月頃にかけての観光シーズンのイドラには、手軽な
“エーゲ海の船旅” の誇張言葉に駆られ、日本人を含む時間の余裕のない忙しい外国人ツアー・ツーリスト達がひっきりなしに訪れる。小さな島であり、大挙して訪れるツーリスト達で占有されてしまうが、イドラは車やオートバイなどの運行が禁止されていることもあり、思いの他静かである。 日本人に良く知られたいわゆる「1日クルージング」は、言葉通り1日でアテネに近いサロニコス湾に浮かぶ3つの島を周遊する「ミニクルージング」で、遠い古代の島クレタやアトランティス物語の美しいサントリーニ島、あるいは風車の並ぶミコノス島など地中海に浮かぶ島々を、大型客船で1週間とか2週間かかけて回る厳密な意味での「エーゲ海クルージング」ではない。しかし特に乾燥した真夏のギリシアの海は波も穏やか、クルージングそのものより、イドラやポロスなどの島に寄港した時、たとえ短時間であっても港近くのカフェでグリークコーヒー(トルコ式のドロドロとしたコーヒー)を飲み、眩しさに目を細め群青色の海を眺め、お土産物ショップで綺麗な絵ハガキなど買ったり、覗いたりする楽しさは十分に満喫できる。 島の中心はイドラ・タウンの港周辺で、クルージングの客船やヨットの停泊地でもあり、プチホテルやタベルナ・レストラン、カフェ、土産物ショップなどが軒を連ねリゾートとしての役目も果たし、一方港には多くの漁船も係留され島の人々の生活の場でもある。 島は露出した岩肌の斜面が殆どで、樹木が少なく、窓辺に色々な美しい彩り花を飾った白壁の家々が点在する様は、典型的なギリシアの島の風景であり、絵画のように美しく、青く透き通ったサロニコスの海と共に心和む情景を提供してくれる。特に真夏のシーズンの黄昏時、乾いた海からの風が止み、雰囲気のあるオープン・レストランやカフェ、そして白壁の家々に明かりが灯り始める頃、イドラの最も美しい時間帯がやってくる。この頃から島の人達やツーリスト達が三々五々港周辺へ散歩に集まり、タベルナやカフェは何処でも満席となる。時間がゆったりと流れ、華やいだ会話は何時までも終わることを知らない。 日本からのかなりの数のツーリスト達が、年末や新年、あるいは春先の2月や3月などに「1日クルージング」でイドラなどを訪れるケースがある。時間的な都合や日本独特な休みの取得や卒業の時期などの条件から止むを得ないと言えるが、冬〜春先のギリシアの海は大荒れ状態で、5月頃から始まる素晴らしい夏の様相とはまったく異なり、寒い風が吹き、良くて曇り、運悪ければ小雨や小雪の厳しい天候である。地中海の風土と天候を良く知り、本物の旅行をするヨーロッパの人達は、冬から春先のギリシアへは行かない。彼らは少しの時間を待って、5月頃に夏が始まると同時に一気に押し寄せる。ギリシアの春は2週間ほどで短く、即半年間の長い真夏に突入して、アテネもエーゲ海の島々も活気付く。特に島の観光業は夏の半年間で1年分の経済活動を行うほどだ。 イドラだけでなく、エーゲ海、そしてアテネを含めたギリシアへは、無理をしてでも地中海の陽光がサンサンと輝く夏のシーズンに訪れたい。さらにできればエーゲ海の島々へは「1日クルージング」ではなく、格安のペンション宿泊で十分であり、数日間の滞在をしてみるとよいでしょう。特に島での滞在で最も印象的な時間は、真夏、陽光がエーゲ海の水平線へ沈み、家々の白い壁々が赤紫色に染まり、あれほど暑かった気温が下がり、乾いた海の微風がそよぎ始める夕刻であり、そして波がまったくない鏡のような朝の静かなエーゲ海を一度でも経験したならば、冬〜春先のギリシアは一体何であったのであろうか?と嘆くはずだ。 ギリシアを含む地中海の国々にとり、夏は「天国」と言える。またツーリスト的には、地中海は草花が一斉に咲き乱れる4月〜5月の頃、そしてそれ以降10月頃にかけた雨の降らない半年間の夏のためにあると言っても過言ではないだろう。 個人ツーリスト向け/アエギナ島と首都アテネのホテル検索と予約: 海外40000軒ホテル予約/Hotel Club
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