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13世紀創建 ズラター・コルナ修道院 Zlata Koruna/チェコ共和国


ズラター・コルナ修道院
ボヘミア地方/2000年・秋
チェコ共和国 重要文化財指定
  修道院の創建は13世紀、チェスケー・ブデヨヴィツェの町を建設したボヘミア王・プシュミスル・オタカル2世による。その後18世紀後半になると修道院は一旦廃止されてしまうが、20世紀になりチェコ政府により修復が試みられ、現在は国の重要文化財の指定を受けている。
  修道院は古都チェスキー・クロムロフから4kmのブデヨヴィツェへの幹線道路沿いの小さな村ラーヨフから西へ逸れ、ヴルタヴァ川(ドイツ語・モルダウ)に沿って森と農耕地が広がる丘陵地帯を約2kmほど入った場所で、川が大きくUターンする辺にひっそりと佇む。
  チェスキー・クロムロフから流れを受け継ぐヴルタヴァ川のこの辺りの流れ幅は20mに満たないほど狭く深い、しかも鉄分の影響で透明感のある茶色の流れ。ヴルタヴァ川にかかる木橋を渡り村へ入る。
  修道院の村は民家数十軒と非常に小さく、交通の不便さから訪れるツーリストも殆どいない。教会堂を除き、修道院内部の見学は本来グループツアーを要求されるが、お願いすれば個人でもガイド担当者を付けてくれる。20分ほどの丁寧な説明と共に院内を回れる。ただし英語での説明ではなくチェコ語であった(2000年)。修道院の西側から回り込んだ入口近くには修道院の小さなショップがあり、関連書籍や絵はがきなどの購入ができる。

  静か過ぎる村の何処か遠くで犬が鳴き、修道院に澄んだ鐘の音が響き渡っていた。ヴルタヴァ川の橋のたもとに(キャンプ場)があり、ミズナラの大木が川に覆い被さるように立ち並ぶ道を歩くと、川を挟んで修道院を裏手から眺めることもできる。また古代からヴルタヴァ川の流れが造った大きく湾曲しながら形成された周囲の河岸段丘的な斜面を登り上の村に出れば、修道院を見下ろす眺めを得られる。ただし上の平原と村へは100mほどの標高差があり、それなりの急斜面を登ることになるが・・・
  なお「ズラター・コルナ」とは「黄金の冠」を意味している。
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