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イスラム・キリスト教文化の融合美術 コルドバ・メスキータ寺院 Cordoba/スペイン


コルドバ・メスキータ寺院
アンダルシア地方/2001年・夏

 
  ※ポプラ社発行 世界の宗教シリーズ・「イスラム教」掲載採用写真/2005年03月
  ※ポプラ社発行 「ポプラディア情報館・世界遺産」掲載採用写真/2007年03月
  コルドバのメスキータ寺院は、8世紀後半、後ウマイヤ朝・ラーマンT世によりイスラム教モスクとしての建造が始まり、その後幾たびか拡張が重ねられた。16世紀になると、カルロスX世はイスラム様式の内部を残したまま、ロマネスク・ゴシック・バロック様式を付け加えることで荘厳なカテドラルへの大改造を行った。
  今日見ることのできるメスキータ内部はグラナダのアルハンブラ宮殿と同様に、イスラムとキリスト教文化が見事に融け込んだ不思議な世界を見せている。計算されたかの如く、上方からのわずかな光でアーチ型天井部が黄金色に輝き、幻想的な空間を創っている。
  私が初めてスペイン・アンダルシア地方を訪れたのは、首都マドリッドでカメラや大量の撮影フィルムを含んだ一切の写真用具を盗難された1973年であった。その時、傷心の私はこの縞模様のアーチ型天井とエンタシス様式の円柱が無数に林立する、荘厳とも神秘とも言えるコルドバ・メスキータ寺院の美的空間を見ることができなかった。そうして「いつの日か必ずや訪れよう!」と心に秘め、私は28年間チャンスを待ち続けてきた。
  こうして訪れてみると、UNESCO世界遺産に登録されたメスキータ寺院内部の美しさは私の想像を遥かに越え、息の詰まるほどの圧倒される感動を覚える。静まり返ったメスキータ内部の持つ崇高なる雰囲気に、人々が畏敬の念を持つのは当然と言えようか。
  現実のメスキータ寺院内部は、場所によっては自分の足元の石製床面の模様などまったく判別できない程の思ったより暗い。寺院内部の美しい縞模様アーチは、この暗い空間に長い時間佇み、目を慣らし自身のイメージを拡大することで初めて確認できる美的な造形と色彩である。

  スペイン政府観光局URL: http://www.spain.info/jp/tourspain
  コルドバ観光局URL: http://www.turiscordoba.es/

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  日本ユネスコ協会連盟・世界遺産活動URL: http://www.unesco.jp/contents/isan/

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