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グーラ(グラ)遺跡 Gla/ギリシア


グーラ(グラ)遺跡・塁壁遺構
ヴォイオティア地方/1987年
  トロス式墳墓が残るオルコメノスの東方20kmにあるグーラ遺跡は破壊が進み、ペロポネソス地方アルゴス周辺のミケーネ時代の宮殿に比べよく判明していない部分が多い。現在農耕地になっている遺跡周囲の平原は、ミケーネ文明の時代には湖であったと考えられている。
  遠目には目立った小島のようなこの遺跡は、東西900m・南北600mの規模で、平坦な丘全体には宮殿とおそらく付属の町が展開されていたと推測できる。丘の端は全周にわたりミケーネ様式の強固な累壁で囲まれ、その壁は最大4.6mの厚さを確認できる。
城門は東西南北・合計4個所で、最も明確に切石が積み上げられている門は北門で、大型石材が使用され、がっちりとした構造である。

  ミケーネ時代の宮殿の特徴である王の居室メガロンや控え室、或いは中央中庭などは確認されていない。しかし、体的には平坦な丘となっている遺跡の平均標高より幾分高い北端部には、「L字型」に配置された大型の建造物遺構が残されている。また遺跡からは幾らかの陶器類も発見され、年代的には紀元前1400〜1100年頃と考えられる。
  グーラは別名で「グラ」とも呼ばれている。
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