古代を訪ねる旅

 (T) 四月には会社時代の友人と共に、古代を訪ねる旅に出る。凡そ、十日間の車の旅で出雲と奈良、奈良は山野辺の道を歩く予定だ。
 山野辺の道は今から千六百年前、大和王朝が誕生した地である。出雲はその大和王朝出現前に西日本全域に影響力を持っていた強国であった。

 ところで何故、出雲や奈良に出かける気になったかと言えば、毎日の単調さから脱出する為である。仕事をしていない身分なので、何しろ毎日が退屈である。時には、太極拳の練習をしたり、プールに泳ぎにも行く。映画を見たり図書館に出かける。それでも生活に変化が必要だ。だから、偶には友人たちとワイワイガヤガヤと騒ぎながら、楽しく古代の世界を見てついでに山陰の温泉(玉造)にも浸かって来ようという算段である。