六十七歳の記

 67歳にもなると後に控えている人生はもうタカが知れていると時々思ってしまうのは止むを得ない、むしろそう思うのは常識が健全であるということに他ならない。
 私は年金生活者である。税務署への確定申告においては「老年者控除」五十万円が適用できる年齢であり、国から「老年者」という立派な格付けももらっているのだ

従って生活の為に毎日アクセク働く必要がない。年金の範囲内で生活する分には何もしなくて良い身分である。毎日はヒマ、別の表現をすれば自由である。

冬の朝は寒さがきついと近所の温泉に行く。比較的都心に近いのだが天然温泉が湧き出し、源泉かけ流しの湯がある。朝から温泉とは贅沢にも聞こえるが、もうそういうことには余りとらわれないで出掛ける。先ず身体を温めてから一日の行動を考える。書店廻りをして、それから映画をみて、帰りには豆大福などを買って、これらはすべて出来るだけ乗り物を使わない様に歩いて、適度に身体を疲れさせて帰宅する。

週二日(日曜日と火曜日)はスポーツ・ジム(コナミ・スポーツクラブ)に行き、一時間ずつ太極拳と気功の練習をする。いずれも先生は中国人で教えてくれる内容は本格的なものである。土曜日の午前中には市の総合体育館に行って健康体操(エアロビクスに似ている)を一時間する。

冬には孫たちとスキーに行く。八ヶ岳周辺が多い。以前に比べると、行く回数は減った。寒いので億劫という気持ちが強まって来たからである。

読書は中国の古典ものが多くなった。今読んでいるのは「三国志」と「柳斎志異」である。後者は冥界の話、幽鬼や動植物の精霊の話、地震大水など天災の話など雑多な話の集合である。一つ一つの話しが短いので読みやすい。

海外には年一回のペースで出かけているが、金と体力が続く範囲でということなのでいつまで続くか分からない。       05/2/3 11:11