存在していなくても、存在して欲しいという期待さえあれば物事は存在することになる。
UFOについては、これまで数限りない書籍が出版されて来たが、最近、「人類はなぜUFOと遭遇するのか」(カーティズ・ピーブルズ、米航空史学者著)と云う本が登場した。この本はこれまでのUFO遭遇事件を冷静に分析していて、人々が持っているUFOが存在して欲しい、UFOが存在していれば面白いという願望・期待がUFOを創り出して来たのだと主張している。
私たちは子ども達も含め、スティーブン・スピルバーグの映画「ET」を見る時、ETが実在したか否かは殆んど頓着しないで物語を楽しむことが出来る。神様はなぜこの様に事実でなくても気にしないでいることが出来るという能力を人に授けたのであろうか。
存在していることと、存在していないことの差は実は僅少に過ぎないことを神様は教えているのではなかろうか。
仏教で云えば色、声、香、味、触、法という六根(ろっこん)で認識することによって、人生は存在するのだ。
前述の書籍はUFO事件の実体を次々と暴いて行くのだが、始めは興味深く読んでいたのだが、次第に面白くなくなって、読む速度が落ち、遂には本を置いてしまった。事実よりも期待の方が我々を鼓舞するらしい。
02/11/14 7:52