お金というのは出来てみると意外に使い方に困るものだ。お金の出来た時の喜びは大きいが、その後は途方にくれたり、使い方に悩むものだと思う。

金を儲ける事、そのものが目的となっている人は次々に儲けることを考えて忙しいのであろう。
そうではない人は身の回りのことにお金を使うことになるが、これが意外に使い道は少ないものだ。例えば海外旅行に行くとして、飛行機はファースト・クラスに乗ったとしても果してそのことが楽しいのであろうか。エコノミーで窮屈な思いをしながらワイワイガヤガヤと行った方が面白い。旅の道ずれで出会う人もエコノミーの方が変化に富んでいる確率が高い。金持ちは、更に倹約の喜びからも見放されている。

また、本を買うにしても、本は高価ではない。むしろ、読む方がもっと大変だ。美味しいものを食らうのも健康的には良くない。粗食こそ食事の王様である。

したがって、金持ちになれば幸せになれると思うのは勘違いであり、幻想に過ぎない。金持ちになると物の有難さ、価値を見失ってしまうと言う不幸にも出会う。だが、そんな不幸に一度は出会ってみたいと思うのがその様な不幸に出会わなくて済む我々幸福な人々である。


02/4/30 13:32

お金との付き合い方