「テレビを見る」という生活習慣は人々にどんな影響を与えているのであろうか。
時間があれば、人はいつの間にかテレビのスイッチを入れている。朝、起きればスイッチ・オンである。本日の天気やニュースなどを見る。外出から帰ればスイッチ・オン、食事中にもスイッチ・オン、寝る前にもスイッチ・オンかも知れない。ことほどかように人々はテレビを見る。しかもこれは多分、世界中で起こっている現象である。
テレビは常に一方的に電波を流し、人々はそれをただ受け取る。
「もっと深く聞きたい」と思っても、テレビは製作者の都合で遠慮なく次のトピックへ移ってしまう。コマーシャルも頻繁に飛び出して、思考回路をぶった切る。すべての情報の取り扱いには製作者側の価値観と判断が入っていて、情報はどの様にでも変身し得ることを忘れるべきでない。。
私たちはこの様な形でテレビに接している内に、一つのことについて深く考える習慣を少しずつ失って行くのだ。記憶の引出しの何処かに情報を次々と仕舞い込んで、ただ情報の引出しを多くするだけとなる。
トピックからトピックへ、情報をチョイナメする人々がこの世界を満たす。人々はあらゆる出来事をチョイナメして、ただ次の情報を待つ。次に何か良い情報が来るのではないかと何もしないで、ただひたすら待つ。
03/1/26 21:01