或る雑誌に次のように記されていた。

「アメリカ人は平均62,3歳で現役から退き、その後の20年間強の第二の人生は、自由に楽しみ、ひよっとするとケアを受けるかも知れないと思うのが85歳なのです。」


これは、アメリカの例として紹介されていたのだが、結局日本においても同じではなかろうか。健康が許せば,ということになるが、「定年退職後の20年をどうするのか」が60歳を過ぎて、個に戻った人間の一番大きなテ−マとなる。

この課題に対する答えは書物や新聞やTVなど様々にで取り上げられているが、結局の所は個々人が自分で見つける他ないと言うのが答えのようだ。とに角、60歳代に入ると、賽は投げられたのだ。後は自分の裁量で、この二十余年を価値ある生き方に変えて行くことが肝要である。

ただ、会社の中で、更に継続して20年走り続けるのは、今の会社の仕組みの中では無理というものである。ならば、会社とは早い内に縁を切って、備えを行なうべきである。


今となっては既に遅しではあるが、定年後は生活に追われない様に常日頃から、即ち若い時から蓄財を心がけて置くことが望ましい。金があるとかなり物事がやり易いというものだ。
それから、精神は自主独立で行くことだ。


定年の構え