
念願のアルバムが8月25日、ようやく完成いたしました。
サウンド・プロデュースとエンジニアリングに様々なセッション、スタジオ・ワーク、プロデュースで
活躍していらっしゃる山本恭久さんをお迎えして、最高の音質で録音することが出来ました。
いつもライブで演奏しているロックン・ロ〜ル!なソロ・ギター・ナンバーを中心に、
2曲のヴォーカル・ナンバーや、ちょっぴり八十年代のニュー・エイジ・ミュージック風の
ギター・バラッドなど、ガット・ギターというポピュラーな楽器の、様々な側面をお聴きいただきたいと
思います。
ジェフ・ベックの「蒼き風」のカヴァー、山本さんとの共作「魚影」の2曲以外はすべて
自分で作詞、作曲したものであります。
曲目解説
1. さらばヒーロー
ライブではオープニングに演奏することも多いアップ・テンポのロックン・ロールです。
ロック・バンドでギターを弾いたことのある方なら誰もが身体で知っている、あの疾走感を
ソロ・ギターで表現したい、という思いで作った曲であります。
2. 蒼き風
大家ジェフ・ベックの代表曲のひとつで、作曲はヤン・ハマー。
遠い昔から、何回聴いたか解らないくらい記憶にしみ込んだ曲ですが、1999年の「フー・エルス・ツアー」
の来日公演で初めて御大のライブ・パフォーマンスを体験しました。
以来このリフに取り付かれ、レパートリーにしたいという願望をいだいておりました。
山本恭久さんの本業であるパーカッションに大活躍していただきましたが、ギター自体はダビング無しの
ソロであります。
3. 君になりたい
ソロ・ギターで演奏活動をするようになってから、ヴォーカル・ナンバーに取り組むようになりました。
それまでステージで歌った経験はほとんど無かったのですが、実際ソロ・ギタリストとして
一人で、たった一本のギターでライブをやっておりますと、インストゥルメンタルばかりでは、
お客様も飽きるのではないか、と思ったのがきっかけであります。
と言っても決して余興のつもりではなく、歌ないし声というものに対する思い入れは
人一倍であると自負しております。
特に自分自身が、人生の本当の味わいがまがりなりにも分る年代になり、
偉大な先人達の作った「詩」の意味が噛み締められるようになってからは尚更であります。
という訳で、実はこの曲は、あのオノ・ヨーコの「アナタノテ」からヒントをいただいたものであります。
ヴォーカル・パートにハーモニーを加え、更にダブル・トラックになっております。
4. ギター少年
ロック・ギターの定番的な音遣いをいろいろと寄せ集めて作った曲と言えましょうか。
「ギター・レジェンド」などというタイトルにしたかったのですが、ちょっとかっこよすぎる
と思い、ギター少年達の純粋なロック・スター、ギター・ヒーローへの憧れを表した曲、ということで、
こういう表題にいたしました。
この曲も基本的にはソロ・ナンバーですが、ここではスチール弦によるリズム・ギターを
オーヴァー・ダビングしてあります。
5. 魚影
このアルバム中唯一の、山本さんとの共作曲です。いろいろなギターのフレーズの断片を
山本さんがロジック・オーディオ上で切り張りし、ソフト・シンセのパーカッションやSEを
加えて、曲の体裁に作り上げてくださいました。
仕上がりを聴いて、以前旅行で訪れたサイパンやパラオの海で出会った熱帯魚の群れを連想したので、
このようなタイトルを付けました。
6. オクラホマ
1997年に事故で亡くなったマイケル・ヘッジスに敬意を表した曲です。
ヘッジス氏はアコースティック・ギタ−の改革者と言われますが、八十年代のニュー・エイジ・
ミュージックのブーム自体の立て役者でもありました。
ですが私にとってのヘッジスは、すぐれたロックン・ローラーであり、前衛的な音楽実験者でありました。
この曲も、ガット・ギターによるソロ演奏であります。
7. 夏休み
2曲目のヴォーカル・ナンバーも、山本さんの御意見で、ハーモニー・パートを付けました。
回顧的な歌詞に聴こえましょうが、実は、専門学校の講師の仕事で、学生達の卒業公演を
観ているうちに浮んできた言葉をもとに作詞したものです。
レズリー・スピーカーを通したヴォーカル、中間部の間奏でのギターのディレイ処理など
控えめながら効果的なエフェクトが大変気に入ってます。
8. 詠み人知らず
ライブでは中盤に演奏することの多いこの曲をフィナーレにもってきたのも
山本さんのアイディアであります。
タカミネ・ギターは、いわゆるエレクトリック・アコースティック・ギタ−でありながら、
生の音の良さで、多くのプロ・ギタリストに認められていると聞いておりましたが、
今回の作業で納得しました。
この録音も、ラインとマイクの両方を使いましたが、山本さんは結局マイクで録った音
だけでミックスを仕上げて下さったようです。
高価な手工品のクラシック・ギターのような、古楽器風の音とは違いますが、
このような、どちらかと言えば無機質で、透明感のある音色が、
私はむしろ現代的な感じがして好きであります。
是非御試聴ください。
購入御希望の方は、お名前、御住所、電話番号、購入枚数をお書きになって、こちらへ
メールにてお申し込みください。郵便代引にてお届けいたします。
送料は¥300とさせていただきますのでご了承ください。
お問い合わせもこちらまで。