1月23日(日)
今日は音楽学校の生徒さんだったススム君の結婚式であります。新婦は学生時代からのつきあいだと
いうめちゃかわゆいアスナちゃん。こおの色男このこのっ。
何と若輩者の私が主賓席。しかも御挨拶に乾杯発声に演奏と大忙しであります。実は演奏以外は席につく
まで忘れていました。司会者に言われて思い出し「わおなんてこったい。何も考えてないぞ。」
どうしたもんかと廻りを見回すと、新婦アスナちゃんの趣向だとかで、飾り付けから音楽までディズニー一色の
式場であります。よし、これしかない!とマイクにむかってウラ声を張り上げ、「みなさんミッキーさん声で
さあ御一緒に!『ひょっほ〜!ほめでと〜ほざいま〜』」
捨て身の機転でピンチをかわし、あとはもう結婚披露宴とはいえ所詮は宴会、とばかり新郎とその友人達も
ステージにひっぱりだしてみんなで「かんぷぁ〜いいいまきいみいわあじいんせいのおお〜」と歌詞も適当に
歌いわめき、どうやらそれらしい雰囲気になりました。
それにしても誰より新婦自身のうれしそうだったこと!同席した新婦のお勤め先の院長先生や、新郎のお友達の
のみなさんの優しかったこと!新郎新婦以外ひとりも知り合いのいない宴席だったのに、とても楽しくすごせました。
ススム君アスナちゃん、御両家のみなさま、「ほめでと〜ほざいま〜!」
1月20日(木)
高円寺に新しくできたお店「アローン」に出ました。ここは実は私が2年来お世話になっている
渋谷の老舗ライブ・ハウス「アピア」でエンジニアをやってらした井上博之氏が独立して開いたお店なんです。
アピア同様出演者はアコースティック・ギター中心のソロが多いようですが、井上氏御自身は詩の朗読とか、
一人芝居とかパントマイムとかをやりたいとおっしゃってました。
ライブはいつもの調子でやったのですが、さすがに井上さんエンジニアとしての腕と耳はたしかだし、何より
本人ミュージシャンですから、ギターは本当にいい音出してくれます。
いい音が出てると乗って演奏出来ちゃいますよねえ。
今回は、先日の六本木に続いてインターネットの掲示板つながりで来てくださったお客さんがいたりして、
思わず「悲しみの恋人達」をやっちゃいました。これをアコースティック・ギターのソロで演る人は、そうは
いないぞ、と自己満足ですみません。でも気持ちよかった。いいとこでミス・タッチしちゃったけど。
1月6日(木)
みなさまあけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
さて今日は今年最初のライブなんですが、朝起きたら「しまった」。頭痛であります。
昨日は胃痛で一日のたうちまわっておりました。で昨日の今日。「明日はどこが痛くなるのかなあ。」などと楽しみしている場合ではなく、
なんとか夜のライブまでに直さないと。お粥は食べるわ薬は飲むわと、慣れないことばかり新年早々、だいたい特にここ数年は風邪すら
ほとんどひくこともなく、健康と体力にはかなり恵まれておりましたので、「痛い」ということに免疫がないわけですな。
しかも特に胃は人一倍頑丈なようで、「胃が痛い」ということがどういうことなのか分らなかったのですが、昨日わかりました。
野球や格闘技の経験者でなくとも、男性なら誰でも多分御存知の「金的」の苦痛。胃の痛みとはあれに近いように思います。
もっともそんなことが判明したところで何の役にも立ちませんが。
そして頭痛。バファリンだのノーシンだのセデスだのと、テレビであれだけ頻繁に頭痛薬の宣伝を目にしているせいか、
「頭痛は『痛み』シーンの好感度ナンバー・ワンだ」なんて呑気なことを考えておりましたが、
そんな生易しいものではないことを思い知りました。
痛さのあまり吐き気がして、まったく何をする気にもなれません。「ふとんに入って横になっている」ことが出来るとしたら
それはすでに相当回復している状態と思うべきでしょう。山下洋輔先生の著作にありますところの、「二日酔い」考察がとぎれとぎれに
脳裏を過り、何故普段から危機管理を徹底しておかなかったのかと自分を責めても後のまつり。
横になって目を閉じたとたんに襲ってくる鋭角的な疼痛、嘔吐感。「息を吸う」ことが痛い。息を吐くことで若干の救いが来るのですが、
それはつまり呼吸の度に苦痛と救済が交互にやってくるわけで、これは苦しみの連続よりむしろ絶望的であります。
なんとか六本木ブレイブ・バーに辿り着き、サウンド・チェックを済ませ、あとは本番まで生き延びることに専念することにしました。
はじめてインターネットの掲示板を見て来てくださったお客様もいて、本来ならいつもにも増して気合いを入れるべきところでしたが、
はたしてどれほどちゃんと演れたでしょう。実際目立ってまずいところがあったわけではなかったと思うのですが、何だか酔っぱらって
いるような、妙な気分のステージでありました。でもとにかく倒れることもなく、無事2ステージやってきました。
そういえば行きの地下鉄の中でアメリカ人男性に「ギターやるのかい?」と話しかけられ、しばらくおしゃべりしたのですが、
「2ステージ」ではなく「2セッツ」というんだそうです。
それにしても「痛み」というのは恐ろしいものですね。私はこれまでの生涯で、頭痛も胃痛も縁がほとんどなかったので、余計に
恐さを思い知ったのですが、世の中には慢性的な痛みを伴って暮らしている方もおられるんでしょう。
気の毒と言うよりは、畏敬の念を感じてしまいますねえ。苦痛をかかえたまま勉強したり仕事したりなんて、強烈な意志がなくては
出来ないことなのだと知ったわけですから。
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