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雪と棚田と過疎の大地の芸術祭 200.08.15 http://www.mars.jstar.ne.jp/~haradaya/daitisakuhin3.html 越後妻有アートトリエンナーレ2006の大地の芸術祭は夏の賑わいを見せた。全国から多くの若者や観光客が訪れている。今回は作品の数が増して3年前の来訪者を大きく上回っているようだ。 私は、このふるさとの芸術祭を3回訪ねた、中でも印象的だったのはこの芸術祭のキャンバスが東京23区(621平方キロメートル)の面積より広い760平方キロメートルという広大なこと、全部の作品を見るには車で1週間か10日かかるということだ。またこの作品を訪ねるとき案内板は方々にあるが距離感がわからないほとんど道を尋ねないで大方の作品を見ることは不可能であろう、したがっておそらく人に声をかけることになるだろうし過疎の山村のネックレスのように連なるこの地に道を尋ねられる人影は少ない、しかし人々は親切に道を教えてくれる、人が訪ねて来ることを喜んでいてくれることがわかる。作品を訪ねる道すがら起伏のとんだ山々の風景は光り輝き「とれたて」製造直飲直吸できる空気の味は格別である、朝霧の棚田の風景、変化する山の色、小川のせせらぎ鳥たちの囀り、昆虫たちのお出迎え、昇る日、暮れる日山々の木々は美しく幻想的なシュルエットをかもし出す。食事もさっき畑からとれたてのふるさとの味が味わえる、皆健康的で身体で味わえる。売店で働く地元の売り子は訛りもよろしく、恥ずかしそうだがいつになく声が出ている。汗をかいた体には温泉がいい、大地のキャンバスのあちらこちらには、それぞれ個性の有る温泉が沢山ある、作品を訪ねてちょっと温泉で一休み、心とからだと胃袋を満足させる大芸術である。作品の数々も作家さんの思いや地元のボランティアの思い、それに子へび隊、大へび隊という学生ボランティア社会人ボランティアが一体となって思いを同じくして作り出されている。作家さんの思いがなければ、地元の協力と思いがなければそしてよそ者の大人や大いなる若者の力がなければこれだけのイベントはできなかったろう。その意味では大地の芸術祭は現代社会に大きな何かを一人一人の参加者や鑑賞者に与えている。その何かは、思い・絆・感動・質素の中の豊かさ・やさしさ、ではないか一人一人は何かを感じ取っているように思えた。作品の作家さんたちは人間の持つ本来的に備わっているものの共感や共鳴を呼び戻そうとされているのではないだろうか。 ほくほく線まつだい駅の大地の芸術祭案内所で、81歳のおじさんに出会った。おじいさんは大地の芸術祭のパスポートを見せてくれたそれは、2003年の第2回と今回2006年の第3回すべての作品を回ったスタンプが押されてあるものだった。「私はこの地域で電話の工事業をやっていただから全部の集落と道を心得ている、前回もすべての作品を回った」「私が案内すれば朝から晩まで4日間有れば回れますよ」「私はボランティアで案内を申し出たがまだ返事がない」「私のベンツだと燃料が食いすぎる、私が脇に乗って案内しますよ」おじいさんは驚くほど元気だ、駅前の「まつだい道の駅」の駐車場には紅葉マークのついた灰色のベンツが駐車してあり、中には大地の芸術祭のパンフレットが数種類広げてあった。案内所のボランティアの奥さんがおじいさんに「お客様から時間がないのでお勧めの作品をいくつか紹介してくださいと言われるんですけど、5つぐらいあげるとすればなんですかね」「自分ではいくつか有るが、それは言わない。作家さんが皆さん思いを込めて一生懸命作ったものだ、それにボランティアサンもみんな汗してすばらしい応援だ、全部見てもらいたい、だからいわない」その答えのあとは誰も尋ねるよしもない。 そしておじいさんはこう続けた「私が死んだらこのパスポートを一緒に入れてほしいと家族に言っているよ、楽しい作品を枕に見ながらすごすんだ」 紅葉マークのベンツに乗った帽子をかぶったおじいさんの顔と腕は真っ黒に日焼けしていて笑った顔の白い歯が夏の日差しに光った。 「雪と棚田と過疎」の「大地の芸術祭」の挑戦は都市と農村よそ者と若者の絆で続いてほしいものだ。それこそ「美しい日本」が世界に誇れる大地の芸術祭ではなかろうか。
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| 新日曜美術館」 NHK教育:日曜午前9時〜10時、午後8時〜9時(再) BSハイビジョン:日曜午後1時〜2時NHK「新日曜美術館」で、「アートが彩る里山−越後妻有アートトリエンナーレ2006」が放送されます。司会の壇ふみさん、野村正育アナウンサー、そして総合ディレクターの北川フラムが、大地の芸術祭をご案内します。 |
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| http://www.echigo-tsumari.jp/message/index.html | ||
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http://www.mars.jstar.ne.jp/~haradaya/daitisakuhin3.html http://www.echigo-tsumari.jp/about/index.html 地域作りとアートhttp://www.dnp.co.jp/artscape/artreport/community/k_0608.html
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福武總一郎氏講演(大地の芸術祭を支援している福武書店会長) http://www.pref.niigata.jp/chiikishinko/toukamachi/kikakushinkobu/kikakusinko/t_sinkoukyoku/art/06_triennial/fukutake/ |