監査の形骸化はあってはならないとの思いで書く。
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監査委員と監査事務局員制度及び人事制度は 監査の形骸化になりはしないか 2006.12.20 和久井伸一
最近監査機能が働かなかったのではないか、また議会は何をチェックしているのだとの声が高い。この問題を考えると、監査の機能が働かなかった理由として監査の人事制度のあり方にも問題点があるようにも思われる。 例えば、蓮田市を見ると監査事務局職員は不偏不撓で公正な「独立機関」であり、本来は代表監査委員に任免権が付与されているが、実際は首長からの人事異動によって配置されている。優秀な職員が配属されているが市の職員であることには変わりがない。 つまり、「独立機関」とはいっても人事権は首長にあり、いずれ他の部局へ異動していく。言ってみれば、監査事務局のときに厳しく指摘したことが、他の部局に異動したときに必ずしもその姿勢が発揮されていない場合が見受けられる。 したがって、実際に独立性を保持するならば、馴れ合いに成りにくい監査事務局員の配置が必要である。そのひとつの例として、職員採用に際してある程度、貸借対照表や会計分析を得意とする人材を監査事務局職として採用することも検討したらどうだろうか。 もう一方の面から言うと、第3者の目からの監査への厳しい視点も不可欠だ。つまり公認会計士などの専門的知識者に業務の一部を委託したり、非常勤でもよいから監査委員に登用することも一つの方法である。既にこの制度を導入している自治体があるが、このようなきわめて専門性を有する人材の起用により、監査機能の効果が期待できる。 現状から少しでも監査制度改革が進めば、市や職員間に不備を排除し、より効率化という姿勢にもつながり、緊張感をもった意識改革が図れると思う。 蓮田市は専門性を持って監査することをどうも嫌がるきらいがある。 公認会計士の飯野雪男代表監査委員を議会が不承認議決したことは今もって蓮田市の歴史である。 監査の何たるかを教え職員を教育いていただいたしかし職員と議員は受け容れなかった。 飯野代表監査委員の議会での不承認議決の後、増永代表監査委員が就任し民間の監査のプロとして4年間、市の行政内部を深く監査をしていただいた。その報告書は全国の監査の模範とも言える内容である。だが職員にはすこぶる嫌がられただが職員もその真剣さに打たれ意識が変わってきた。しかし職員の囁きに議員は職員の見方をするものが多かったといえる。それが増永代表監査委員が助役人事で出たときにやはり不承認議決をした。おふたかたもすばらしい骨身を惜しまず薄い報酬にもかかわらずやっていただいた。 監査とは普通の市民の目線でなんでそうなるの?聞く事からはじまる。行政は隠したがる、隠したいデータは見せない、そこからが勝負である。そこがプロの仕事である。行政経験者は必ずなあなあ主義に陥りやすい。 同じ釜の飯を食った仲間をいじめられないとほとんどいっているのと同じである。 同じことが議会事務局職員、監査事務局職員にも言えるようだ。 付け加えておくが一般論である。 わたしの知る限り蓮田市の監査委員事務局職員はつらさを乗り越えてよくやってくれたと感謝している。 それは蓮田市の行政事務力をアップするための監査であるという、代表監査委員と監査事務局職員の連帯の作業であった。そのときの監査報告書は公開してある。 遠く愛知県、豊田佐吉の生誕の地(トヨタイズム発祥)湖西市から代表監査委員と事務局が蓮田市の監査を学びたいと視察においでになった。そのすばらしい内容の前増永昇代表監査委員の監査報告書をぜひインターネットで公開してあるので、市民の皆さんにもお読みいただきたいものだ。
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