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プロローグ おもえば、あれは2年前の初夏でした。 「( ̄〜 ̄)さんって、釣りをやるんですよねー、何釣りですか?」 「山の中で釣る。」 「オレんちの実家が、今度八ヶ岳に引っ越して、その近くの川にキャンプ場があるんスよ。じつは先日そこにいったら、近くの土産屋のおっちゃんが、けっこうつれるよ、っていうんですよ。」 そんな会話にピクピクッと反応した私は、「ではつれて行きなさい。」ということではじめてMちゃんとともに釣りに行ったのでした。考えてみれば、それがMちゃんがビョーキになるきっかけだったわけです。そのときはMちゃんエサもさわれず(今もか..)、私が手取り足取りおまけにエサつけてあげて、彼はイワナを3本、ニジマスを1本あげたのでした。 そんな、2人思い出の渓に、またまた釣行することになりました。Mちゃんは何回か行っていて、いつもそこそこイワナがつれる、といってましたので、解禁前から「行こう」と言っていました。 今回は、Mちゃんも「後輩指導」なんていっちゃって、会社の後輩K君を連れていくことになって、都合3人での釣行となりました。 南諏訪ICから八ヶ岳方面にどんどんすすむと、いつの間にかあたりは残雪の風景に。このへんって、なだらかだけど結構標高があがっていて、1,200mくらいあるのです。5:30時点で外気温は-2度。ゲゲッ、先月の長野解禁の極寒がふただびか〜、一瞬不安がよぎりました。都会から2hの場所、もう東京ではサクラが咲いている、と薄着で来たのが大間違い。林道はカンジキが必要なくらいだし、目印は凍っとる!! この寒さは、シャーベット雪上行軍と日が上がることによってすぐに解消されましたが、「う〜む、日本って狭いようでひろいね」、とちょっと感心してしまった。 T川 さっそく釣りにはいる。K君は、Mちゃんが先週も3本出したという小淵で開始。私は単独で上流へ、ちょっとした落ち込みの連続を遡行する。すこし大きめの淵の、落ち込み脇のエグレで、さっそくヒット。18cmのさびたイワナ君があがってきました。 そのあと、少しあがって2匹同サイズをC&R(1匹は「ナチュリー!!」)し、4匹目に少し大きめのをゲット。しかし、この子はなんか肢体がおかしい。背骨が曲がっちゃってるね。 気がつくと、時計は10:00を少し回っている。K君は、11:00には所用であがらなければならない。私もだいぶ釣り上がってきたので、「そろそろ戻ろうか...」と、林道にもどると、驚くべき事実が待っていたっ。 K君いきなりキープサイズげっとぉぉぉぉぉぉ.... 車に戻ってビールなんぞをかっくらって一休みしていると、K君がひとりで林道を降りてきた。 「どーだった〜?」ときくと、にこにこしている。よく見ると、手にはタモを大事そうに持っているではないの。 「つれたの?」「はい〜」 といってみせてくれたのは、なんと21cmの立派なイワナ。彼は管理釣り場の経験さえないのです。いやいや大したものです。Mちゃんに教わったポイントで、一生懸命粘っていたら、釣れたらしい。「感動しました。」 やれやれこれでまたビョーニンがうまれたわ。ところで、Mちゃんは? 「なんでも、『ボーズだ...』といって、まだ釣っています。じゃあ、Mさんによろしくおつたえくださいっ。」 と、K君は元気に帰っていった。おいおい、K君東京に帰るって言うのに、Mちゃん見送りもせずか〜?? 移動、そして始末 「........」 Mちゃんどうやら納得できないらしい。結局17cmクラスを1匹だけあげたが、「こんなハズはない」と行った顔です。 Mちゃん、飯食って移動しましょう、こんなときは飯ですよ、ね、場所換えて、心機一転、がんばりましょう。と精一杯ムリして励ましてみるが、どうやら本気でない言葉というのはさすがのMちゃんにも通じないらしい。いっこうに浮かない顔だ。 その後いろいろ周辺の川を回ってみるが、どうもイマイチの川しかない。 「時間がありません本流行きましょう。」 まっちゃんあせっているね。まあまあ、そう焦らずに。のんびりいきましょう。といってやってきたのが、茅野の駅に近い上川。Y川の出会い付近で、大きな堰堤がある。 Mちゃん目がきらりと光った(-_☆)キラリ←All Rights Reserved byまるちゃん 堰堤下で粘るMちゃんに、川の神様はお恵みを下さったようです。中流でつっていると、先に堰堤に上がっていたMちゃんがなにやら手元でごそごそやっとる。こちらの視線に気づくと、うれしそうに手でブロックサインを送っている。なになに、「イワナ デマシタ」ほう「オオキメデス」ほうほう、よかったぢゃないのよ。さっそく近寄って見に行くと、8寸の立派なイワナ君でした。Mちゃんさっきとうって変わって顔色がよいね。 |