第五十二夜 rape(強姦)

 「一盗、二婢、三妾、四妓、五妻」なんてね、オトコの側からいわせてもらうとセックスで一番興奮しちゃう相手ってのは、昔から人妻と相場が決まっている。盗み食いのセックスほど、精液の飛びぐあいもドッピ〜ンってわけだ。以下、お手伝いさん、お妾さん、商売女というふうに続く。妻がビリッケツなのも、ま、順当だろか。
  女房の味は可もなし不可もなし
 もちろん、オンナの側だって亭主なんってのは,可もなく不可もない存在なんだろうけど、それじゃ、オンナが一番興奮するのはどんな相手なんだろう。そこが知りたいってか。
 ともかく、今時ギャルってのは、なぜか外国人に犯されたがる願望が強くなっているのは事実。で、あえてミネラル魚田がランキングすれば「一黒、二褐、三白、四黄」とお肌の色が優先するんじゃないだろうか。
 こんなこと言っていると、sexual harassment「性的いやがらせ」になっちゃいそうだが、セックス・ハラスメントという言葉は意外にも法律用語(legal term)じゃないんだそうだ。セクハラといいたいなら、tort「不法行為」、nuisance「妨害」が正しい。
 一方、rape「強姦」、これはもうレッキとした法律用語。rape には「菜の花」の意味もあり、菜の花畑でつかまえて…、なんちゃって。
 ところで、女が男を力ずくで犯したとしたら、被害者の男は「おそれながら」と強姦罪で訴えることができるのか? いわゆるゲイプってヤツですな。
 実はできない。日本の刑法(Criminal Law)で規定する強姦罪は「暴行または脅迫をもって13歳以上の婦女を姦淫した者」とある。オトコが強姦されるはずなんてない、という前提に立っているからだ。一方、いやがるオンナのアヌスにオトコが一物を突っ込んで欲望を遂げたり、大人のオモチャの類をアソコに押し込んだとしても、これまた強姦罪には問われない。
 もうすこし、レイプにこだわる。
 強姦罪の立証はかなり困難をきわめるらしい。抵抗の状態、下着の破れぐあい、男女の関係の程度などいろんな要素が検証され、『和姦』『強姦』が判断されるのだ。さらに強姦は『未遂』『既遂』にもわかれる。これもどこで線引きするのか、メチャンコ難しい。
 @男性性器が女性性器に接触
 A男性性器が女性性器に没入
 B男性性器が女性性器に没入し射精
 刑法学者の学説だと、既遂はこの3つに大別されているが、判例では『没入』からを既遂としている。接触しただけでは未遂なのである。
 Did you hear about the fifty-two-year-old man accused of rape whe was acquitted because the evidence wouldn't stand up in court.
  (聞いた、52歳の男が強姦罪で起訴されたんだけど、無罪なんだって。法廷で証拠のチンポが勃たなかったんだ)
 jailbait というスラングがある。
 そのまんま訳せば「刑務所送りになる誘惑」で、法律を犯しても手に入れたくなるような未成年の女の子のことをいう。米国では時代と州によって法的制裁の違いがでてくるけど、例えば、カリフォルニア州じゃ、18歳未満のギャルと性的交渉をもったら、たちまち強姦罪が適用されて御用だ。
 rape はスラングで、jump(飛びかかる)がよく使われる。
 She came back to my room expecting me to jump her.
 (彼女ったら犯されることを期待して、オレの部屋に戻って来たんだぜ)
 単語のなかに sult,soult があれば、これも「跳ぶ」という意味になる。  assault は誰かに向かって(a-)跳びかかることから「強襲する」「攻撃する」となり、sexual assault だと、これまた「レイプ」「婦女暴行」ってことだ。
 接頭語がくっつけば desultory「とびとびの」「散漫な」、exult「歓喜する」…。exult は喜びのあまり家の外(ex-)に跳び出るって感じかな。「人の心を土足で踏みにじる」って表現があるけれど、insult は人の心の中へ(in-)飛び込むことで「侮辱する」、result は跳ね返る(re-)という意味になり「結果」…。
 話がとんでもない方向へと、ホップ、ステップ、レイプ、いや、ジャンプしてしまったが、メンスが終わって安全日にレイプされると、なぜか妊娠してしまうことがあるそうだ。
 これを医学用語で『強姦排卵』という。
 卵巣には次回の排卵に備えて卵子が数個待機している。この卵子予備軍が強姦という暴力的な性器への刺激で、突然、ポ〜ンと排卵してしまうんだって。こうしてみると、女性ってのも潜在的には、レイプされることをひそかに待ち望んでいるのかもしれん。
 まァ、霊長類ヒト科の雌も動物としての悲しい性をひきずりながら生きているってことだな。となると、雌ってのは安全日だからといって、“Help yourself.”(ゴジュウニ)と、やたら雄を受け入れちゃイカンぞい。

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