第
2章 フルコースメニューを知る
前提知識ゼロの状態から難関資格を攻略するための一連の勉強の進め方、いわば資格試験のための勉強の「フルコースメニュー」を紹介しま
す。
1.資格試験そのものを知る
資格は、純粋な学問とは違い、何らかの社会的要請があって作らます。産業振興のための人材育成、業務に従事する人の能力担保(有資格者
の選別)などの目的が必ずあるのです。試験制度や試験問題も、基本的にその目的に沿って設計されています。
ですから、前提知識ゼロからはじめる場合に、まずすべきことは、その資格の目的を知り、試験で求められるもののイメージを持つことです。
あなたは、その資格を取ろうと思った以上、ある程度はその資格について知っていると思います。それでも、今一度「試験制度や試験問題が目的に沿って設計さ
れている」ということを意識しながら資格試験で求められるものをイメージしてみましょう。
きっと新たな発見があると思いますよ。
これには、次のようなことを利用するのが有効です。
・受験指導校の無料講座に参加する。
・「○○の仕事と魅力」や「あなたも○○になれる」といった類の本を読む。
・試験を主催する団体や主管官庁のホームページを確認する。
さらに、試験で求められるもののイメージをよりはっきりさせるため、過去問も解いてみます。「前提知識ゼロ」ですから、当然、正解できる問題はあまりない
でしょう。記述式や論述式の問題については手も足も出ないかもしれません。でも、それでいいのです。勉強の成果を確認することが目的ではないのですから。
ここでの目的は2つ。1つは、試験の形式、分量、内容の深さ(細かさ)を知ること。そしてもう1つは、あなたの社会常識や実務感覚がどれ位この試験にマッ
チしているのかを知ること、です。
このような準備を通じて資格試験のイメージを得ておくと、その後の勉強がグッとやりやすくなります。勉強をしているうちに本筋から外れてしまったり、必要
以上に詳細に入り込んでしまったりするのを防止するのにも役立ちます。その結果、学習効率が格段に高まるのです。
> 次節 【試験範囲を概観する】へ
|