コンプライアンス関連本
コンプライアンス全般
組織文化は簡単には変わらない
コンプライアンスの実現で最も大切なのは、組織を構成する人の誠実性や倫理観であり、それを支える組織文化である。して、その組織文
化に最も影響を与えるのは、経営者の哲学であり価値観であり行動である。それゆえ経営者は、云々・・・
とはいってもね。組織文化は、過去の歴史の上に成立しているもので、歴代の経営者の哲学、価値観が塗り重ねられているのです。経営陣を
一新して
も、そう簡単に組織文化は変わらないし、急激に改革を進めようとすれば、組織の反発を招き、改革は頓挫、あるいは骨抜きになってしまいます。
組織文化を変えるのは、並大抵のことではないのです。そうでなくても、厳しい経営環境の中、大変な経営努力をみんなしているのですか
ら。
まずは形から
だから実際問題としては、経営者の宣言、組織体制の整備、倫理要綱、コンプライアンスプログラム、内部監査の実施、内部通報制度・・・
といった形から整備することになるのです。
すなわち、最終的にコンプライアンスが組織文化として受け入れられるようにすることを意識しながら、まずは形から入って、段階的に本来
の形をつく
り出すことにつなげていく、そういったアプローチです。
ただし、「仏作って魂いれず」にならないように、「コンプライアンスの実現で最も大切なのは、組織を構成する人の誠実性や倫理観であ
り、それを支える組織文化である」に注意しながら進めましょう。それがまた難しいのですけれどね。
対外的なポーズ、本音と建前、ちょっとした経営者層の言動が、形を本当に形だけにしてしまいます。経営者は大変です。
本の紹介
「コンプライアンスの型」については、ある程度ベストプラクティスが確立しつつあるといえるでしょう。ここでは、コンプライアンスの基
本の型を理解するのに有用な書籍を集めました。
実
務企業統治・コンプライアンス講義
コンプライアンスについての勉強は、この一冊あれば、ほぼカバーできます。
法学の前提知識が無いと読みにくいかもしれませんが、内容は濃く、お勧めです。
会
社を不祥事から守る法律知識
コンプライアンス体制の構築から、経営幹部が逮捕されたときの対応方法まで、詳しく説明されていま
す。圧倒的な現実味をもってコンプライアンス、非常時の対応の重要性が伝わってくる本。
ア
メリカ式 戦略的コンプライアンス経営
実務書ではあるのですが、それ以上に辻説法の如く「コンプライアンス経営」の精神を叩き込んでくれる
ところに価値のある一冊。
コ
ンプライアンス・プログラム作成マニュアル
構成良くまとまっており、分かりやすく使いやすい一冊。でも、現場感覚が強すぎて、経営者様の話は別、と
いっている様に感じるのは私だけ?
内
部統制の統合的枠組み
翻訳書だけに多少の読みにくさはありますが、内部統制が何たるかを知るには最適の本だと思います。
コンプライアンス経営―倫理綱領の策定とCSRの実践
SRI 社会的責任投資入門―市場が企業に迫る新たな規律
社
会責任投資とは何か―いい会社を長く応援するために
|