

▲コーカサスの山々
「コーカサスの国」と聞いて、「ああ、あそこね」とわかってくださる方はまずいないでしょう。ましてや彼の地に足を踏み入れたことのある人はもっと少ないと思います。でもこのページを訪れてくださったあなた、折角ですから少しだけコーカサスを覗いてみませんか。果てしなくオモシロイひとたちが真剣に暮らしています。
本来「コーカサス」とは、ロシア連邦南部に横たわる大コーカサス山脈とその南を走る小コーカサス山脈の周辺の地域全体を指します。
1996年あたりに、「コーカサスの虜」(ロシア、カザフスタン合作、トルストイ原作の同名小説を現代版にしたもの)という映画がありましたが、この映画で扱われた「コーカサス」は、チェチェニア、イングセチア、ダゲスタンなどのロシア連邦に属するコーカサス地域のお話です.
一方、小コーカサス山脈の南側の国々である、グルジア、アルメニア共和国、アゼルバイジャン共和国は、少し前までは「ザカフカス(コーカサスのうしろ)」と呼ばれていました。これらの国は1991年にソ連が崩壊したことによって独立を果たしました。彼らはこの「ザカフカス」という呼び方が気に入りません。何故ならば、「コーカサスのうしろ」という表現は、ロシアから見た時の「うしろ」であるからです。彼らは「南コーカサス諸国(サウス・コーカサス)」とか「沿コーカサス諸国(トランス・コーカサス)」という呼ばれ方が好きだと言っています。
しかし何故か、日本は彼らのことを「コーカサス諸国」と呼んでいます。と言う訳でこのページでも「コーカサス諸国」という言葉を使うことにします。このページは学術的にこれらの国々を勉強するところではありません。そこで暮らすひとたちの「おかしみ」をわかっていただこうとするものです。学者のみなさん、いいかげんな情報があっても何卒寛大なお気持ちでよろしくお願いいたします。