もう我慢ならんっ!もうこんなフラットなどどうなろうと構わない!

どうせMethaの資産じゃないもんね。

水が漏れようが崩壊しようがMethaの知ったこっちゃないのだ!!

 

Methaが「マネジメント」に邪険に扱われてそう開きなおったその翌日、果たして今度は突然「マネジメント」の方からMethaに電話がかかってきたのです!

 

「Methaさんですか、B不動産のコリンです。いろいろ行き違いがあったようで大変申し訳ありませんでした」

おお!ここでMethaは、イギリスで初めて「大変申し訳ありません(We DO apologize)」というフレーズを耳にしたのです。Methaの「マネジメントのコリン」印象はぐぐっと改善しました(我ながらレベルが低いです・・・)。しかし、そこはやはりイギリス人。安心はできません。

「そこでお願いなのですが、Methaさん、ビルダーの予約は平日にしていただけないでしょうか?彼らは、土曜日仕事に出るのがどうも好きでないらしいのです」

「はぁ?好きでないぃぃ〜??」

 

好きか嫌いかそんなことは問題なのだろうかっ??土曜日に営業していないなら、最初からそう言えば良いのだ!一旦約束をしておきながら、「土曜日働くのヤだから」と言ってすっぽかすことなど論外ではないかっっ!!!まったくお前らには常識というものがないのかっ!!Methaはひどい頭痛がしてきました。心臓は怒りでバクバクしています。

 

「Methaさん、例えば、今日の午後なんてお邪魔できますかしら?」

「はぁ?今日、ですか?」

Methaはそのあまりの非常識な提案に開いた口がふさがりませんでした。何度連絡してもうんともすんとも働かなかったくせに、いきなり「今日はどうですか」だとっ?一体、何様のつもりなんだ、おまえはっ!

「そんな突然は無理です。でも今日はだめですけど、明後日とかなら大丈夫です。ただ来週になるとわたしくしは出張に出て1ヶ月いなくなりますので、今週中にやっていただければ・・・」

ムカつきながらも、Metha一生懸命建設的な提案をしようとしました。可能な限りまで譲歩しようとしたのです。本当は出張の直前に仕事を休んだり家を荒らされたり(?)するのは嫌だったのですが、仕方がありません。ところが、ところがです。コリンはあっさり言いました。

「そうですか。残念ですけど、今週はもう予約が一杯なんですよ。仕方ないですわね。では出張からお帰りになったら、コリンあてにお電話下さい。それでは失礼します」

 

ガチャン。・・・電話は切れてしまいました。Methaにとりあえず電話をかけたことで「一仕事した」気持ちになりほっとしているコリンの姿がまざまざと脳裏に浮かびました。どうせ出張から帰ったら、「コリンは辞めました」と言われるに違いない。Methaはそう確信しました。

 

もうここでこのシリーズは終わりにしようと思います。書いててイヤになってきました。

 

ただ一つ、Methaがその出張から帰って来た時、ドアを開け、入り口の壁の亀裂が更に拡大していることを確認し・・・その次に自分の寝室に足を踏み入れた時、寝室の絨毯が「ぐしゅっ」という音を立てて沈み込んだことだけはご報告しておきましょう。別のところからまたもや漏水していたのです。じゅうたんの一角は浸水し、壁は亀裂こそないもののカビだらけになっていました。

 

実は今、これを書いているMethaの横には「ビルダー」がいます。待ち焦がれて待ち焦がれて、夢にまで見た「ビルダー」にとうとうめぐり合えたのです(どうでもいいですが結構ハンサムです)。しかしその作業の乱雑なことと言ったら・・・。ああ・・・壁が揺れている・・・。もうちょっと静かにソフトにやって欲しい・・・。これでは余計にひどくなるんではないだろうか・・・。

 

もう知らん!知らんぞ!どうなっても・・・!!

 

(イギリスが嫌いなわけ・住居編 おしまい)

 

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