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1)丸投げは厳禁。相手に大風呂敷を広げるチャンスを与えるだけで、プロジェクトの主導権を握られる要因を作ってしまう。

フィーを払うのだから何でもやってもらうというクライアントがいます。しかし、その姿勢が、コンサルタント側に提案の範囲を拡げ、プロジェクトの規模を大きくさせ、コンサルティングフィーの金額を跳ね上げさせる余地を与えてしまいます。

自分たちで出来ることは自分たちで行い、コンサルティングフィーに見合った業務だけをファームへ依頼しましょう。また、現状分析のインタビューや仮説構築などのフェーズでは、既に知っている情報等を自分なりに整理し、メモ程度で構わないのでまとめ、コンサルタントへ提供しましょう。

そうする工夫がコンサルタントの作業工数を節約させ、より高い価値の業務に集中させることが可能になります。

そんな余裕が無いからコンサルタントを雇っているんだ」という声が聞こえてきそうですが、こういう「面倒な作業」を嫌がっている限り本当のビジネススキル身に付きません。スキルが身に付かねば、いつまで経ってもコンサルタントにおんぶに抱っことなってしまいます。

2)自分なりの解釈判断軸を持つ。軸が無いと相手に振り回されてしまう。

コンサルタントが常駐しているプロジェクトでは、担当者は毎日コンサルタントと顔を合わせることになります。また常駐していない場合でも、メールや電話で連絡を取ることが頻繁に起こります。この時、コンサルタントとなるべく多く会話をしましょう。

会話を通じて「今何をやっているのか」「それは何のためなのか」「その結果はどこへ反映されるのか」について具体レベルで把握・確認して下さい。そして、それらが本当に必要/有効なのかをクライアントの目から評価して下さい。

コンサルタントも人間です。勘違いもミスも犯します。「対等のパートナー」「よき批判者」となってコンサルタントをサポートしてあげましょう。

3)コンサルタントへの要望事項を予め紙に書いてミーティングに出る。ただでさえ忙しいのだから。

通常業務とコンサルティングプロジェクトを兼務で受け持つケースも少なくないと思います。そんな時は、いつも以上に早く体と頭を動かしましょう。

そのためには、コンサルタントよりも1歩〜2歩先を行った思考とアクションを心がけることが不可欠です。もちろんコンサルタントの思考・作業スピードは速いです。そういう訓練と実績を積んでいますから。でもそれに圧倒されないで下さい。たまにはコンサルタントを驚かせて見ましょう。

最低でも3つの要望事項を書いてミーティングルームへ行きましょう。ひらめきのポイントは、「とことん具体的に考える」、「複数の要素を列挙し、要素同士を関連させて考える」です。

4)コンサルタントからもらった資料は斜め読みしない。表層的な理解で留まっていては自己成長の機会を棒に振ってしまう。

コンサルタントが作る資料は、深い思考の結晶です。たった1枚の資料でもそれを完成させるためには何日も思考します。(もちろん、全ての資料がそうであるわけではありませんが)

資料は表面に表れているデータやチャートだけでなく、その行間をきちんと読み込むべきです。行間を読むとは、想像・洞察することです。

忙しい・面倒だからと言ってパッと流し読みせずに、何故こういう内容になったのかをじっくりとイマジネーションしてみましょう。

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補足1) 本サイト作成の背景

これまでのコンサルティング活動で、クライアントがコンサルタントを上手く利用できないことによって起こるプロジェクト上の齟齬を見てきました。

プロジェクト中にトラブルが起こると、当のクライアントはもちろんのこと、コンサルティングファーム側も追加工数が増える要因につながるなどの理由で困ることになります。コンサルタントもトラブルは避けたいと思っているのです。

もちろん、トラブルの原因がコンサルタント側によるスコープ設定やプロジェクト実施中の判断ミスであることもありますが、クライアントが知恵を使い行動することによって無駄なトラブルを未然に防ぎ、プロジェクトをより有意義に進めることが可能になります。

本サイトでは経験を通じて感じた「コンサルタント活用のポイント」や「コンサルティング会社の選び方」などを難しく捉えず、肩の力を抜いてご紹介します。

(補足2) ご紹介の前提

本サイトの執筆者は、日系及び外資系のコンサルティングファームで組織や人事を中心としたコンサルティングを行ってきました。よって、本サイトでは、組織・人事領域のコンサルティング経験をベースとしたポイントを紹介します。

しかし、経営全体をマクロとミクロで見て、具体的なファクトを探り、問題の因果関係を概念化/構造化しながら解決策を構築していくというプロセスを辿ってきましたので、戦略やマーケティング、IT等、他のコンサルティングプロジェクトにおいても参考になると思います。

(補足3) ご紹介にあたって

また本サイトイ執筆者は現役のコンサルタントなので、プロジェクトを行いながらの執筆となります。思いつくままに書いていきますので内容の構成も体系・網羅性の面で不十分になるかもしれません。また更新も不定期になります。ご了承下さい。

最終更新日: 2007年6月16日
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