突然の通行人


現在、CBR250RRGAGVFR400Rの3台所有なのだが、借家の前にあるネコの額にも満たないような駐車スペースには

とても3台は収まり切れないため、今までVFR400Rと小型のGAGを2台止めていた。

しかし、前回の職質(決して取締りではない)以来、すっかりGAGには乗らなくなったため、GAGを解体し倉庫に入れ、

CBR250RRVFR400Rの2台駐車ができないかどうか試行錯誤を繰り返していた時のこと。

 

突然、目の前にある国道一号のほうから、騒々しいサイレンの音が響いてきた。

QB「…パトか…」

サイレンは10秒以上続いていただろうか?この長さからして犯人は”逃走”を選んだということが、すぐに判った。直後、

赤色灯をつけた車が通り過ぎていく。

覆「止まれョォ原チャーーーー!!!」

通り過ぎた車は普通のパトカーではなく、白いクラウンベースの覆面パトカーだったのだが、

その車からは、まるで暴力団が弱者を脅すかのような強い口調が辺り一面に響き渡った。

まぁ逃走するような人間を追いかける上では、このような言動も時には仕方ない。っというのも理解できないことはない。

しかし、基は公僕の人間。しかも職務中に必要以上の暴言を吐くことは容認し難い。

 

 私の住んでいる借家の前の道は、国道一号から一つズレた道路で、且つもう一つの幹線道路との角にあるため、

抜け道として非常によく使用される。さらに裏の山は入り組んでいる割には行き止まりが少なく、幹線道路に出やすい、

道を知っている逃走車にとっては非常に都合の良い場所となっているせいか、

借家の前の家はよくパトカーと逃走者のチェイスがよく見られる。それともこの辺りの住民がそういう人間なのか…(

 

今回も、CBRVFRの駐車を試行錯誤しているところに国道一号線の車線を上り車線を逆走してきた白いSUZUKI ZZ(チャンバー改)がこちらに向かって走り抜け、

そのまま、借家の横の小道に逃げていった。このルート選択からして、若干慣れているような感じが取れる。

しかし、肝心の覆面パトは騒々しいサイレンのみが聞こえるだけで、なかなかその姿を現さない。その時、

全く検討違いの方向、しかもかなり遠くの方から、まるでスピード違反の改造車のようなエンジン音が聞こえてきた。動きはかなり荒々しい。

QB「まさかっ…」

もの凄いスピードでこちらに向かってくる。しかし、先ほど目の前を通過した覆面パトカーのように赤色灯は付いていない。

前の道は、歩行者も多く、住宅街のため子供も多い。また、どこにも信号がないため、道路が歩道と化しているような道である。

いつも若干のスピード違反をしている一般ドライバーでさえ、速度を出すことを躊躇してしまう道である。

そのため、制限速度は低めの30km/.hに設定されているのだが、こちらに向かってきた白いクラウンは、その激しいエンジンからしても、

80km/h以上で走っているのは明確であった。

そして、その白いクラウンは激しいブレーキ音を伴いながら、私の目の前で停車した。乗っているのは青い制服をまとった警察官二人。

赤色灯はどうやら、外しているようである。

あの荒々しい運転が覆面パトカーであったことは甚だ信じ難かった。そんな間にも警察官は激しい形相でこちらを睨んでいる。

 

 

どうやら、バイクに触っていたため逃走者と疑われてしまったらしい。

しかし、私が触れているのは逆立ちしても原付スクーターには見えないVFR

すぐに私が違うと判ったようで、そのまま反対側へ猛スピードで走り去ってしまった。

 

―考察―

さて、お話した通り、パトカーとのチェイスが日常的に発生する道であるため、普段は何も言わなかったのですが、

今回は何故、封切を行なったのかといいますと…

私が疑われたのが気に食わなかったから……ではありません。

覆面パトカーが逃走車と全く違う方向に行ってしまったため……でもありません。

 

 

では何か?

 

この危険度の高い住宅街の道で、何の灯火類も点けず、猛スピードで走行していたことが不満に思ったわけです。

実際にその光景を目にしないと、その危険度が伝わらないと思いますが、歩道で安全なはずの自分でさえ、恐怖を感じてしまった程ですl。

もはやこれは、赤色灯を点ける点けないの問題ではありません、高々スピード違反程度の原付スクーター一台を捕まえるのに、

それ程の危険を冒すことが許されるわけがないのです。っというのが今回のポイントです。

 

――後記――

覆面パトカーが過ぎ去った後、先ほど逃げていたZZは少し先の交差点に戻り、そのまま国道を走り去って行きました。

その約3分後ほどでしょうか。覆面パトカーも戻ってきたのですが、

特に今回は何も問いただしませんでした。なぜか?

 

返ってくる応えが判っているからです。

彼らなら、きっと期待を裏切らず、こう言ってくれるでしょう。

 

 

「取締りのためならいいんだ」

 

あぁちなみに、CBRVFRの2台駐車はできませんでした…(ToT)

 

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