Needlepoint

ニードルポイントって?

私達が今知っているニードルポイントは16世紀に始まったと言われています。
当時の中産階級の人達が自分達の家を豪華に装飾したいと考え
貴族の家に飾っている織物のタペストリーを真似して刺繍を始めました。
それ以来織物のタペストリーと刺繍のニードルポイントが混同されているのです。
エリザベス時代にはクッションやカバー、タペストリーに
写実的な花や、宗教的な絵が流行しました。
17世紀には小さな宗教的な絵、小さな飾り物、異国風な花が見られます。
18世紀になって装飾された椅子、カーペット、スクリーンなどにテントステッチで
小さな自然の花や葉が刺繍されるようになり、その人気が今も続いています。
ビクトリア時代、化学染料で染められたウールでクロスステッチをするベルリン刺繍が流行し
そのパターンは雑誌やオランダのペイントなどがもとになっていると言われています。
一方、ニードルポイントの一種であるフロレンタイン刺繍は色々な名前で知られています。
アメリカではバージェロ、イタリアではフレームステッチ(ウォーターステッチ)、
またハンガリアンステッチとも呼ばれています。
フロレンタインは「サテンステッチの階段」とも言われ
終わりのないパターン、ステッチの長さや色の変化
1色の濃淡などがとても重要です。
この刺繍は13世紀にも見られますが特に17世紀に流行が始まりました。
しかし残念ながらどこから発祥されているのかは調べられていません。
ハンガリーの皇女がフローレンスのメディチファミリーの若い男性と結婚した時
嫁入り支度はハンガリアンステッチで刺繍されたとても美しいもので
彼女はそのステッチをフロレントコートで他の婦人達に教えたと言われ
そこからフロレンタインという名前で呼ばれるようになったとも言われています。