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初めて刺繍に出会ったのはいつの事でしょうか。

母が刺繍をする後ろ姿をいつもいつも見ていました。

そのほとんどが華やかな色あいのフランス刺繍で、

私の洋服や手提げにはいつもたくさんの刺繍が施してありました。

スモック刺繍、スウェーデン刺繍、さまざまな刺繍に囲まれていた記憶があります。

そんな生活の中で気が付いたら私自身も針を持つようになっていました。

イギリスでタペストリーと呼ばれるニードルポイントに出会い、

それにハーダンガーが加わり、いつのまにか

10年以上の月日が経ってしまいました。

その後のオランダ生活ではハーダンガーやニードルポイントに加えて

ヨーロッパの古い刺繍に出会いました。

同じように見える刺繍ですがその国々によって

呼び方も刺し方も違う刺繍を

再現してみるのも楽しみの一つになっています。

白い布に白い糸のハーダンガーも大好きなのですが、

手染めの生地や糸を使って

世界にたった一つの私だけのハーダンガーもお気に入りです。

©2005 Miharu Shinohara