Great Spangled Tondemo Essay


アポロ計画の謎

2002年4月13日のTV朝日の番組,『これマジ』でアポロ計画における人類の 月着陸はでっち上げだったという疑惑を紹介していた.この番組では3回目だ とか.まぁ,何を今更,な話である.例によって「オルドリン氏の証言は取材 が終わったら教える」(つまり今は教えられない)てな展開だし,月面のコーラ 瓶の映像も出なかった(つまり伝聞だけ).ツッコミ所多すぎ.とりあえず 一曲.

アームストロング船長が
月面に降りる
オルドリンとカメラマンの
後から降りる♪

そんなわけあるかい!

数日来探していた2chのスレッドを再発見したので以下に.お題は西川渉氏の http://www2g.biglobe.ne.jp/~aviation/apollo.htmlなるページ. 8番目と12番目のろっきー氏の書き込みが詳しくて説得力ある.

アポロ計画の謎

8 名前: ろっきー 投稿日: 2000/10/13(金) 21:24
 資料にあたって逐一反論している暇がないので、
とりあえず一番目立つ写真についてだけ論破しておこう。

 まず一番上の写真。これはあまりにも有名。単にスプリングが仕込んであるだけ。
NASAはスプリング入りの旗を持ち込むと、事前にも公表している。
 二番目の写真は、6さんが言うように地面のくぼみのいたずらだろう。
右の宇宙飛行士は斜面の上に立っているように見える。ボケ具合からして
ビデオから取った画像だろうから、前後の連続画像があればもっと良く分かるはず。
 3番目。アポロの月面カメラは、宇宙飛行士が手に持って操作するのではない。
宇宙服の胸に固定されていて、片手でシャッターを押すだけで良い。
実はこの写真でも宇宙服の胸の前にある箱がカメラ。つまりこの写真自体が
なによりの反証になっているというまぬけなもの。
 最後の写真。これはアポロ16のヤング宇宙飛行士が、敬礼しながらジャンプしたシーン。
ちょっと見ると地面の隆起の上に立っているようだが、実際には彼の足は空中数十cmの高さにある。
だから足から影が延びていないのは当然で、彼の右下に黒く延びているのが影なのである。
 お分かりかな。



12 名前: ろっきー 投稿日: 2000/10/15(日) 02:40
 さて、のこりの疑問にもさくっと回答しておこうか。
資料に当たっていないので大ざっぱだが、言い替えればその程度の粗雑なイチャモンに過ぎないのである。

> その一方で、静止画像は鮮明である。宇宙飛行士は数千枚の写真を撮り、その全てが完璧な露出で1枚のブレや失敗もなく、きれいに現像されている。摩訶不思議というほかはない。
 実際には失敗写真も多数ある。ただ公表されていないだけ。わざわざ失敗した写真を見せても意味がないからだが、NASAのアーカイブに行けばすべての写真を調べることが出来る。

> そればかりではない。次のような疑問はどう解釈すればいいのか。たとえばカメラのフィルムは月へ到着するまでに、途中の強力な宇宙線によって駄目になってしまうのではないか。
 宇宙線はそれほど強力ではない。どうも基本的なデータさえ調べずに言っているのではないか。この後の放射線の話も、根拠がまったく不明である。

>また宇宙飛行士たちは、月面で宇宙服を着たままカメラを調節したり、フィルムを入れ替えたり、フィルターを交換したりしたようだが、指を使わずにどうやってそんな細かい作業ができたのか。
 「指を使わずに」とはどういう意味か分からない。宇宙服の手袋にも指はある。手袋が分厚いから操作しにくいが、もちろんカメラの方が操作しやすく改造してあるのだ。

> 実は、初めて月に到達したとされるアポロ11号が出発するまでに、11人の宇宙飛行士が死んでいる。うち3人の死因はせまい宇宙船の中で酸素が爆発したため、7人は飛行機事故、1人は自動車事故である。
 酸素が爆発云々は見逃すとして、アポロ1号の3人の宇宙飛行士はなぜ死んだことになるのか。この論者の主張するようにアポロの打ち上げそのものが八百長ならば、宇宙船内に酸素を満たして打ち上げリハーサルをする必要などどこにもない。衆人環視の本番で宇宙飛行士が引田天功ばりの大脱出が出来るのならば、関係者しかいない場でリアルなリハーサルを行うことはないのだ。

> 疑問は尽きない。たとえばアポロ14号のアレン・シェパードが月面でゴルフをやってみせる。そのとき彼の打ったボールが右へスライスしてゆく。地上のミッション・コントロールのスタッフがそれをからかっているが、スライスというのはボールの表面を流れる空気流が均等でないときに起こるのではないのか。
 この交信は確認していないが、スライス云々はキャプコムの冗談ではないのか。月面に設置されたTVのカメラでは、正確な弾道を見て取ること自体が難しいはずだ。

> また、アポロ16号の月着陸船が月面から離昇してゆくとき、カメラがそれを追ってパンしてゆく。そのカメラを誰が操作していたのか。
 これはあまりにも有名なネタ。地上からタイミングを合わせてリモートコントロールしていたのである。月と地球の間には電波の届く時間分だけ時差があるが、それを計算に入れてわずかに早くパンする信号を送った。ロケットの離昇時刻は精密に決まっているから、これが可能になる。

>さらにアポロ11号のアームストロング船長が「人類の偉大な第1歩」を月面に印すとき、カメラは下から撮っていた。そのカメラマンは月面に横になっていなければならなかったはずだが、それは誰だったのか。
 もちろん月着陸船の脚部にTVカメラが取り付けられていたのである。このカメラはアームストロング自身が、紐を引いて作動させている。当時の交信を聞けば、アームストロングが紐を引いた後で初めて月面からの映像が届いたことが分かるはずだ。

> 月面に到着した当時、地球では冷戦状態にあった。とすれば誰でも考えそうなことだが、アメリカは何故、月面から地球へ、地球上どこからでも見えるような信号を送って国の威信を宣伝しなかったのか。たとえばマグネシウムの炎を上げるだけでもよかったではないか。
 よほど大量のマグネシウムを炊かねば地球上から目撃出来ないだろう。もちろんマグネシウムだけではなく、酸素も持って行く必要がある。宇宙飛行士達が月面で活動している姿をTVで生中継出来るのに、わざわざそのような手間を掛ける必要性があるのか。また単にマグネシウムを炊くだけならば無人でもできるから、かえって疑惑を招いたであろう。

> 月面から撮った写真は、どれも背景の夜空に星が写っていない。八ッブル望遠鏡では星が見えるのに。
 これはすでに回答があるとおり。宇宙飛行士や地面が写るように露出を調整すれば、露出が不足して星は写らない。星が写るような露出であれば、宇宙飛行士の姿は光って飛んでしまっただろう。

 また詰まらんものを斬ってしまった。



あの航空評論家の西川渉氏がなんでまたこんな話を特に否定もしないでWebに載せてるのかはまったくの謎.

まさか本気にする人はいるまい,と,ジョークの一種として紹介しているのかもしれない.確かに真面目な顔して言うほど面白くなる性質のギャグというのはあると思う.でも,そういう時は,世の中にはにわかに信じられないことを簡単に信じてしまう人が案外多いということは留意した方がいいかもしれない.ちょっと検索したら案の定,トンデ系モサイトからリンクされていた

人類の月着陸が嘘だなんて話を今更されても驚かないけど,若い奴のこういう発言を見るとちょっとびっくりする.古いトンデモ話も復活するわけだな.

嘘だろ…?人類は月へ行けなかった…

23 :ご冗談でしょう?名無しさん :02/01/21 00:25 ID:6F2ldtZ2
月への着陸方法は?
空気がないから大変そうだと思うのですが。

25 :ご冗談でしょう?名無しさん :02/01/21 00:58 ID:???
>>23
逆噴射

26 :ご冗談でしょう?名無しさん :02/01/21 01:02 ID:6F2IdtZ2
25>>あのでっかいスペースシャトルが立て向きになって
逆噴射ですか?

アエラ』 誌2002年4月22日号にアポロ計画疑惑に関する記事が掲載された.記者は編集部の 久保田裕氏.と学会 会長の山本弘氏による コメントも寄せられている.<権力への買いかぶり>という見出しは なるほどと思う.

この号にはNASAやNASDAによる反論ページのURLが掲載されている. ここではNASDAのページにリンクしたい.

http://moon.nasda.go.jp/ja/school/popular/story03/index.html

2chでアポロ捏造関連のスレッドをいくつか見たのだが,「まずは ここにあることに反論しろ」っていう類の書き込みにちゃんと応えた 捏造太郎は,私の見た範囲では一人もいなかった.では捏造太郎は誤りを 認めたのかというとどうもそうでもなく,話題を逸らして反論できるところ だけ反論して自分の信念を保護しようとする人ばかりだったような気がする. まぁ大変ありがちなこと.

(2002.04.17.記)(2003.01.07.更新)



Written by Spangle Maker.