柴田純 迷場面集


第6話 史上最悪の爆弾魔


資料


名(迷)場面

赤羽さくら家の出来事

第6話はあまり奇怪な場面は多くないのだが,赤羽さくら役の宮崎淑子の部屋を最初に訪問したときは,なかなかよかった.

無神経な発言

赤羽さくらのマンションにて,彼女の部屋に向かいつつ.

柴田「被害者の恋人,赤羽さくら当時24歳」
壺坂「まぁあの事件以来よ,心身症になっちまってなぁ」
柴田「心身症って,ストレスが原因で胃とか心臓とかが病気になるあれですよね.でも,目の前で恋人が吹っ飛んだんじゃ,当然か
周囲に重い雰囲気

当然は当然かもしれないが….いや,本人の目の前の発言でなくてよかったんだけど.ちなみに,さくらの体調不良の原因は他にあることが,最後まで見ていると分かる.

好奇心

さくらの部屋に入って柴田,いきなりテーブルの上の小瓶のフタを開けて中を覗き,真山に頭をはたかれる.まるっきり子供

茶柱

柴田「あ,茶柱立った」

本当にそうなら私でもそう言っちゃうと思うので,これ自体はよい.よく見ると,これを聞いた真山が,さりげなく自分のお茶をチェックしている

なお,ここでの茶柱は,柴田が実は生きているという伏線かもしれない(読みすぎ).でも人に話しちゃったので効能がなくなっとか(もっと読みすぎ).

よく見たら柴田も真山のお茶をチラっと覗いてる.ついでに,真山が猫舌らしいことも分かったぞ(笑).

貧乏人は麦を食え

赤羽さくらの恋人についてあれこれ聞く柴田,

柴田「もし司法試験に合格したら,結婚とか?」
赤羽「まぁ」
柴田「貧しい二人に芽生えた愛,一枚のステーキを,二人で分けて」
ドン!.テーブルを叩く壺坂.
壺坂「女ぁ!」
柴田「柴田です」
壺坂「お前帰れよ,お前は」
柴田「え?」

「え?」じゃないよ「え?」じゃ.当人目の前にして「貧しい二人」はなかろう(笑).2kgのステーキなんだから,二人で分けたって多すぎるんだし.やっぱりお嬢様なんだね.

で,この後本気でつまみ出される.つまみ出されながらもあれこれ聞いて,出されてからもピンポン鳴らしちゃう.しつこい.

壺坂が帰ろうと車(トヨタ パブリカ)の横で柴田が待っていた.車のドアにもたれて座って,思いっきり鼻かんでます(笑).

このタコ

赤羽さくらの部屋を出てから,結局あちこち聞き込みして回る柴田と壺坂.どっぷり夜になって,青山通りを走りながら.

柴田「もし本当に爆弾で森田先生を殺そうと考えていたなら,学校に送らずに自宅に直接爆弾を送ればよかったはずですよね」
壺坂「だから何だよ」
柴田「犯人分かっちゃったんですけど
壺坂「物証はあんのかよ」
柴田「いいえ」
壺坂「物証もねぇのに犯人扱いかよ」
柴田「でも,あの人が犯人としか考えられないんです」
しばしの間.
壺坂「何だと」パブリカ急停車「ふざけんな,てめーみたいに本ばっかり読んでる東大上がりによ,何が分かるってんだ,この野郎.こっちは15年間よ,何千何万人の人間によ,ツラ当たってな,目と目合わせて調べて来たんだい.4,5人会ってちょっと話したぐらいで犯人が分かったんならよう,何の苦労もいらねぇんだ,このタコ!
柴田「タコじゃありません,柴田です」
壺坂「てめーみてーな女はな,刑事なんか向いてねぇ,さっさと辞めちまえ」
柴田「そんな」
壺坂「おらよ,俺の車から降りろ,二度とその汚ねぇ面見せるな.おら,降りろ,おら!」
結局柴田降ろされる.走り去るパブリカに,むっとしてヘンな顔する柴田.

柴田の「犯人分かっちゃったんですけど」.堂本剛の「じっちゃんの名にかけて」以来のお決りのセリフ.堤さんこういうの好きだねぇ.特にこの回はこのセリフが引き立つ.その分かっちゃった犯人,壺坂の激昂ぶりから分かるように,壺坂個人にとってこそまさに,「史上最悪」の爆弾魔だったという上手い展開.この回はけっこうまとも(女子生徒がつきとばされただけで死んじゃうのは無理があるか.化学の先生,本当はもっと悪いことしてたんじゃないの?).

それはそうと,「このタコ!」と言われた柴田,「タコはお前だ」という反論は,さすがにない.専守防衛.

謝辞

壺坂の車について,『沙粧妙子』のスペシャル版で草薙君が乗ってたものと同じだと思ってましたが,実は草薙君の方はVWだとのご指摘をいただきました.また,「−最期の挨拶−」ではなく「−帰還の挨拶−」だとご指摘いただきました.ビデオの感想も修正しました.どうもありがとうございます.

(1999.04.23.記)(1999.12.02.更新)

秋葉原ガード下

柴田の読書

冒頭,壺坂に衝突するまで柴田が読んでいた本は,中谷彰宏『大人の恋の達人』PHP文庫).この本が選ばれたのは著者が中谷だからか? なお,柴田の読書では秋元康や田中康夫や柴門ふみなどの系統は,意図的に避けられているのではないかと,私は(希望的に)推測している.多分ハズレだろうけど.

謝辞

当初判別が難しいと書いていた所,4/27にある方から『大人の恋の達人』だとメールで教えていただきました.どうもありがとうございます.おかげさまで,劇中で柴田が読んでいた本を,ほとんど全部判別することができました.

(1999.04.23.記)(1999.04.28.更新)


余談

今回の対決

第6話のゲストはもう典型的なアッパー系おやじ,泉谷しげる.アッパー系対アシッド系という二大天然ドラッグの対決.って,柴田純をアシッド系って言っちゃうのはなんか違うか.

この泉谷しげるが,渡部篤郎と友達だっていうのはちょっと驚く.99年2月6日の王様のブランチに中谷,渡部,泉谷の3人がゲスト出演してそんな話をしていた.

プラスチック爆弾!?

プラスチック爆弾って,化学の先生ぐらいに作れたっけ.あるいは入手できたっけ.某火薬メーカーの先輩に今度聞いてみよう.

(1999.04.23.記)(2000.02.19.更新)



Written by Spangle Maker.