[Cocteau Twins Index][in English]


王菲


Faye Wongについて

関連サイト

Faye Wong(王菲)は香港の代表的なスター歌手.より詳しい情報は以下のサイト参照.

Cover of AERA 12/21/1998.

王菲の近況

1998年10月に最新アルバム『唱遊』をリリース.今回はCocteau Twinsの参加はない.しかし,#7『小聰明』のラララ♪というコーラスは'Calfskin Smack'を髣髴とさせる.また,#10『童』の一部は'Alas Dies Laughing'にちょっと似ている.作品自体は非常によい.カバー云々とは関係なくお薦めの一枚.スリーブの表紙になっている篠山紀信風の写真もきれい.あのメークは流行るだろうか.

1998年12月に朝日新聞社の週刊誌,『AERA』の表紙をかざった(12/21号).写真撮影には2時間遅れで,お付きの人を10人ほど連れてきたとか.さすが大スター.


王菲とコクトーツインズの関連作品

カバー

『胡思亂想』[PCCP-1491], 1994.11.02.

"Four-Calendar Cafe"から2曲,'Know who you are at every age'と'Bluebeard'がカバーされている.タイトルは各々「知己知彼」と「胡思亂想」.中文の歌詞は林夕による.直訳にはなっていないようだ.

このアルバムの日本盤には,ボーナストラック3曲が追加されている.そのうちの一曲は「知己知彼」の「ヨーロッパ・ミックス」なるバージョン.ベースラインがなかなかサイバー(でもありがち).

この作品は海外からもCDNOWを通じて通販で買うことができる.それはいいのだが,問題はタイトル.英語のタイトルはなんと"Dream Play"という.漢字のタイトルを訳せば"Mind Confusion"というところだと思うが(The Complete Faye Wong Discography (Page 1)によると"Random Thinking"が妥当らしい),訳者は日本向けタイトル,『夢遊』をもとに,漢字を一字ずつ訳したらしい.「夢」が"Dream"で「遊」が"Play"だ.「夢遊」なら"sleepwalking"という訳もありなんだけど.この後の作品は英語のタイトルが用意されているから,こういう珍訳は登場しない(とエラそうに言ってると足元をすくわれかねないのだが(汗)).

CD image of Dream Play

『浮躁』[PCCP-7145], 1996.07.25.

「分裂」と「掃興」がカバー曲.前者の源曲は'tranquil eye'で"violaine"(赤)に収録.もう一方の源曲,'TOUCH UPON TOUCH'は97年春に出たVolume 17というコンパイレーションに収録されているらしい.

CD image of Anxiety

『王菲』[TOCP-50305], 1997.11.07.

「娯樂場」と「懷念」がCocteau Twinsの関連作品.後者は'Rilkean Heart'.アコースティック・ギターとウッドベースによる,"Twinlights"よりもさらにシンプルなアレンジ.余談だが,歌詞カード"AH......"とあるのですぐこの曲だと分かった(笑).なお,作詞は黄偉文.オリジナルと違い別に癒し系ではない.

「娯樂場」はCocteau Twinsの書き下ろし.クレジットに曲.Robin Guthrie. Simon Raymondeとあり,Lizの名がないのは,詞をFaye側にまかせたたためと考えられ(作詞は林夕),ストックを提供したのでなく正真正銘書き下ろしであることを示している.また,バックもSeptember SoundにてRobinとSimonが演奏し,アレンジしたもの.Faye Wongと彼らの関係はきわめて良好である.

曲はいかにもRobin Guthrieといった,ムードあるアルペジオに始まり,エフェクトたっぷりのギターが重なる.そしてSimonのメロディアスなベース.ドラムもしっかりチープで(笑),まさにCocteau Twinsの音.

ただ,日本盤ではこの曲に「プレイグラウンド」と邦題がつけられているのだが,どうして同じ漢字の文化圏にいてカタカナのタイトルが必要なのかは理解しがたい.英語の正式なタイトルは'Hangout'なわけだし.

ちなみに,「人間」は中島みゆきによる書き下ろし.

1998年9月にMiyuki Loveさんという方から次のようなお頼りをいただきました.ありがとうございます.

さて、フェイ子ちゃんの「人間」は中島みゆきのカバーとありましたが、、、あの楽曲はみゆき様がフェイ・ウォンに書き下ろしたもので、その作品の出来をいたく気に入った、(最初は歌う気のなかった)みゆき様が「わらわも歌いたいぞよ」と言ったため、夜会の準備だーの、アルバムの準備だーのでクソ忙しい時期に自ら歌い直したものです。

ちなみにみゆきバージョンは「清流」と言います。作品発表の時期・順番から言って、「みゆきのセルフカバー」or「御色直し」と言った方が正しいのではないでしょうか?(著作権の処理で相当もめたようですよ)ご参考までに。

CD image of Faye Wong

"Milk & Kisses"への参加

"Milk & Kisses"[7314 5323182 5](Hongkong version)

"Milk & Kisses"の香港盤,というか,アジア盤では,2曲目の'Serpentskirt'でFaye WongがLizと一緒に歌っている.Fayeの声は香港のスタジオで録音したもの.どうも彼女は英語ではなく広東語か北京語か共通中国語で歌っているらしい.ただ,Lizの方は英語(もしくはLiz語)のままなので,この曲はいわゆる中国語版ではない.

以下は香港盤ジャケットの折り返しから.

Faye Wong sings with Elizabeth Fraser on Serpentskirt. Additional vocal produced by Alvin Leong.
Additional vocal recorded by John Lin at Studio S & R.
Faye Wong appears coutesy of Cinepoly Hong kong.

2000年2月7日に,Simonが以下のメッセージをメーリングリストに投稿した.原典は英語のページ参照.

そのレコードについて率直に言えば,Fayeはアジア盤M&Kのコーラス部分でちゃんと歌ってます.あなた(アジア盤M&Kに投稿した人の1人)は彼女とLizの声を一緒に聞くことができます.しかし,あなたが彼女たちの声がよく似ているとおっしゃったように(まぁ,FayeはLizをわざと擬態してるんだと思うけど),そう,それは「中国語」バージョンなんかじゃないです.実は,Fayeが私たちの曲で歌いたいと思っただけのことで,他の目的なんかないんですよ.彼女のバンドに私たちの曲をカバーさせても,今ひとつのものになるだろうから,それよりも,私たちのオリジナルにコーラスとして参加させる方が面白いと思ったんだ...

1999年春,外国の方から問い合わせがあり,調べた所,現在輸入されている盤([514 501-2])では,Fayeの声が入っていないと判明した.[7314 5323182 5]はもはや貴重盤かもしれない.

謝辞

Simonのコメントについて,MIVAさんより訳の訂正をしていただきました.どうもありがとうございます.


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Last updated March 1, 2003. by Spangle Maker.