X. 宛名作成、住所録の作成機能比べ

仕切り線山と家

ワード、一太郎で年賀状を作成しようという考え方は従来からもあったが文面作成はともかく宛名作成、住所録作成の機能が貧弱だった。今は改善されているのだろうか。今年のリバイバルブームもありその点に焦点をあてて調べた。また他のソフトはどこまで改善されたのだろうか。何年か続けた年の功で今年も遊んでみた。

1)次の方法で調べてみた。例年試みている方法だが。

  • 10件ほどの宛名入力をしてみる。入力作業の便利さを見るためだ。
  • 入力が終了した住所録データを自分の好みに合うように一覧表化できるか調べてみる。
  • 宛名面を出して細かく問題がないかを確認し仕上げは印刷をする。完成度を見るためである。例、フォントの種類、宛名レイアウト、連名の出具合、住所録のレイアウト等々。
  • 住所録(一覧表)データを別途CSVファイル形式で保存する。それをもう一度ワープロソフトに読み込んで宛名印刷をしてみる。EXCELで別途作成したおいた住所録(一覧表)データを使って同じように宛名印刷をしてみる。この二つができればEXCELが持つ分類、集計、順序化等機能が使えることになる。また殆どの年賀状ソフトのデータを取り込むこともできるからだ。

2)一太郎での実験

  • 結論的に言えば予想よりスムースに作業ができた。複雑な操作はない。
  • 先ず10件ほどの見本を作成した。下の入力専用カードで郵便番号を入れて赤い郵便マークを押すと郵便番号検索画面が現れ住所作成作業が進められる。これはかなり能率良く作業が出来る。
はがき作成画面(入力カード) 郵便番号検索(郵便番号←→住所)
一太郎はがき作成入力画面 一太郎郵便番号検索画面
住所録 宛名見本
一太郎住所一覧画面宛名見本 一太郎宛名作成機能
  • 上の作業が終わってから住所データをCSVファイルに保存した。EXCELに読み込んでみたり、またEXCELで作成したデータを一太郎に読み込んだりもしてみた。問題なかった。(この項目はEXCELが使える人)

3)ワードでの実験

  • ワードはうまく行かない。初心者には無理だと思う。二台のパソコンでやってみた。W98のワード97とXPのワード02だ。操作の点では殆ど違いはなく大変な作業だった。二年前にかなり念入りに経験していての話だ。マニュアルを見てかなり試行錯誤をしたのが大変だった。
  • 右下の二例が現時点での完成品でここに至るまでの作業も大変だったが実は未だ不十分なのだ。連名が出ていないのと番地数字が一行に収まらず途中から行分かれてしまうのだ。これを直すには「フィールド作成」という作業をやり直さないいけない。とても初心者用ソフトのレベルではない。逆にこれがこなせるようになったユーザーはかなりハイレベルの知識、技術を持つに至ると言って良い。
  • フィールド作成とはこの例で言えば宛名面の宛先住所、宛名、差出人住所、差出人名等々の欄をテキストボックスとして幾つか用意し、それぞれボックスのサイズ、書体のサイズ、文字や行のレイアウト等を事前に設計し記憶させておく作業なのだ。連名が出ないというのは連名用のテキストボックスがないからであり、番地数字が途中から次の行に移動してしまうのは、数字の場合は全体を次の行から始めるとといいう設計が不可能で、この場合はユーザーが自分の判断で県名を省略して一行に納めるとか、数字の前にスペースを置くとか個々に判断をする必要があるのかも知れない。ともかく一太郎も筆まめも他のソフトが「フィールド作成」を高レベルに準備しているのにワードは使い物にならなかったということだろう。

4)EXCELでの住所録作成

  • EXCELで小さな住所録を作ってみた。簡単な例だが、四列使って名前、連名、郵便番号、住所と入れ10件ほど入れてみた。日本語入力ソフト(IMEやATOK)に備わっている郵便辞書のお陰で郵便番号を住所に変換できるのだ。なるほど便利だと思ったがこの操作方法では郵便番号列と住所列に二度郵便番号を入れる必要がある。やってみるとこれがかったるい。
  • 通常の年賀状ソフトでは郵便番号を入れた後で変換マークをクリックすれば住所が現れるので大変不便に感ずる。また変換は何故かF3キーを押したり事前に設定をする箇所もあり説明書を読む必要はある。
  • このように幾つか問題はあるがEXCELが使えると、グループ分け、分析、集計機能に優れているし最近は職場で使うソフトなのでこれが使えるのは便利かも知れない。またEXCELが使える人は是非この住所録作成作業を経験しておくと良いと思う。

5)宛名ガキ大将の住所録、宛名作成機能

  • このソフトは初めて買って調べてみた。宛名や住所録の専門ソフトとして思って期待していたが少々ガッカリだった。理由は先ず住所録の表示項目に連名を入れようとしたができないのだ。要するにカスタマイズ機能がないから数例の選択しかできないのだ。これでは専門ソフトではない。
  • 取扱説明書も少し貧弱過ぎる。あまり値段の変わらない筆まめと比較すると良く分かる。
  • 画像がついていたのでついでに見てみたが幾つも誤字が目についた。筆文字で「初春」の初が間違っていたのだ。これでは使えないどころか、人によっては気がつかずに印刷までした人は年賀状を台無しにしてしまう等の致命的な欠陥となる。
  • この会社は電話帳辞書で有名である。筆まめ等殆どの年賀状ソフトの電話辞書は当社が提供している。だからもう少しレベルの高いソフトかと期待していたのだが、残念。

6)筆まめ13の宛名、住所録機能

  • 筆まめはやはりレベルが高いと思った。今回もいろいろ操作をして確認できた点を述べてみる。
  • 今年は取扱説明書がいやに薄いと思ったら「アドバイスペイン」といいう解説が画面に添付された。画面は通読性がないから特に初心者ユーザーにとっては印刷物の方が確認しやすく改善とは言えない。別売の解説書が沢山出ているから買えと言うなら割高になる。値下げをすべきだと言いたいところだ。
  • 宛名住所録機能も動かしてみた。総体的にはやはり抜群の使い勝手だと思う。去年から採用されたと今頃気がついたが予備住所というのができていた。国内外で自宅以外に住居を持っている人が増えているのでなるほどと細かな改善に感心もした。
  • 宛名に使いたいフォントを探すのだがここ三年ほどは変わってない。フォントはもう二、三は欲しいと思う。前回貰った年賀状では「CRC&G流麗行書体」を使っている人が多かった。
  • 問題は相変わらずフリーズしやすいことである。これは原因がフォントのような気がする。私が使うパソコンは先月ハードディスクを新しくして、第一ドライブには殆どシステム、アプリケーションソフト、フォント等だけにして自作データは第二ドライブに保存している。これだけやっても筆まめ操作中にフォントを変更すると時間が掛かったり、フリーズして動かなくなったりした。この問題は筆まめだけの問題でないかも知れないが本当に改善して欲しい。私のパソコン(フォントフォルダー)には日本語フォントが38で欧文フォントが285である。日本語フォントはまだ増やして50、60位にはしたい、また逆に欧文フォントは基本的なものが10もあれば十分と思っている。いずれにしてもこのフリーズ対処が課題である。
  • EXCELとの住所データのやりとりは問題なくできた。
筆まめのフォント
宛名見本A/筆まめ 宛名見本B/筆まめ 宛名見本C/筆まめ 宛名見本D/筆まめ
DF風雲体W7 HG正楷書体ーPRO DFP中丸ゴシック体 DFPクラフト墨W9

仕切り線ダルマ多数

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