1)今年の新機能は何か?
- 年賀状ソフトの売れ行きが二、三年低迷を続けているように思います。新機能も大きなものが現れていません。いわばマイナーチェンジが続いている状態でしょうか。かって私は年賀状ソフトを毎年二つ、三っつ買っては実際に使いながら調べた時期があります。感心をしながら取扱説明書を端から読みながら一つずつ実験をして行きそれを数年繰り返してみました。バージョンアップ版を買い比較した時期もあります。だからかなり詳しくなって来ました。去年今年は本体ソフトは買ってはいませんが周辺のものを買うようにしています。今年も含め三、四年間のカタログを数機種並べながら比較してみました。今年はどんな点が改善されたでしょうか。
2)筆まめは?
- 年賀状ソフトの雄「筆まめ」が今年のカタログに新機能として挙げているのは、@操作画面を工夫したこと、A市町村合併に対応した住所辞書を搭載したこと、Bデジカメ・携帯電話の写真をパソコンに一発で取り込む機能がついたこと等です。でも@は毎年のように行っていることだし、Aは町村合併がまだまだこれからも進行する訳だし、Bは今までなかったの?と思うほどの機能ですから今年は大きな機能追加はなかったと言えるでしょう。
- 新規性が無くなれば他で魅力づくりをするしかありません。筆まめは先ず次のようなことを考えたようです。C文面のデザインをユーザーが加工する一種の「ツール」を用意した。これは写真や画像の形をハート形や星形にする機能です。またデザイン文字を金色印刷する機能も追加しました。例えば謹賀新年というデザイン文字を金色インクを使わずに擬似的に金色に仕上げる工夫です。
- イラストやフォントの充実具合について調べてみました。カタログに出ているイラストの数は、DVD版では前年度の11,400点から19,400点に(CD版では7,200点から8,200点に)増えています。叙情的な写真やちぎり絵などが増えたようです。和文フォントは殆ど変わっていませんでした。フォントを少し入れ替えたようですが総数は31と変わりません。私自身としてはこれを一番期待していただけにいささか残念でした。
- 年賀状をプロ作家にデザインさせてユーザーに利用させる方法が拡大している様子が分かりました。これは他の会社が別売の年賀状デザイン集(CD+本)をどんどん発売していますのですから当然でしょうし、今後もっと増えるように思います。
- 書家相田みつをの書が出ていました。昨年からでしたが気がつきませんでした。相田みつを美術館が東京国際フォーラム内にあるのを見つけて昨年覗いたことがあります。平易な言葉と書ですから若い人に人気があるようです。年賀状にも合うと思います。
- 俳人山頭火の句をプロの版画家が版画にして年賀状に使えるようにしています。山頭火は戦前の俳人ですが異色過ぎて年賀状には結びつかないような人ですから不思議です。それに比べれば絵手紙作家増田美恵子の作品は普通の絵手紙のような気がします。いずれにしてもこの三人の書画を取り上げたことは筆まめの着眼の良さでしょう。他の年賀状ソフトできないことを一歩も二歩も進んでいるように思います。
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3)筆王は?
- 筆王はどうでしょうか。筆王の良さは使い方がシンプルなことだと言われています。二年前の画像選択機能は見本帳を見て番号を入れる方式でしたが今は画像閲覧選択機能もどちらもあります。筆王の宛名住所録機能は確かにシンプルです。初心者のように余り細かな操作をしたくない人には筆まめよりも適しているように思います。
- 市町村が現在も合併中ですから郵便辞書、電話番号辞書も当然に修正が必要です。そしてはやりの携帯番号と筆王のデータ変換も簡単にできるようになっています。携帯電話族には今や絶対必要な機能ですので他製品には遅れを取ることはできません。
- 和文フォントは筆まめに比べて劣ります。ここ二、三年は20書体ですので追いついて欲しいのですがそのままでした。不満の人がいるでしょうが別売フォントを買うしかないですね。
- 筆王は収録のデザインがやけに多くDVD版は約24万点です。CD-ROM版は14,500点ですからそれほどではありません。DVD版の多さの理由は良く分かりませんので一度見てみたいものです。
- 筆王にも別売のデザイン集が販売されています。カタログには筆王データ集として四点が載っています。多分このデザイン集はデザイン会社と契約を取り交わして作ったものでしょうが勝手に出版されたものもあるでしょう。でも筆王独特のものが無いのは残念です。
4)はがきスタジオは?
- 私が最初に買ったのがこのはがきスタジオでした。面白くて感心して調べ始める切っ掛けになりました。手元にあるのは、その後に買った2002版ですがそれと三年分のカタログで調べました。このはがきスタジオも操作はシンプルですから初心者向きだと思います。またMsワードと同じ会社(マイクロソフト)の製品だけあってかなり似ているところがあります。
- このソフトで残念なのは使える年賀状デザインが少ないことです。Msワードの場合も付属画像としてクリップアートと称するものがあります。その画像が全て欧米風なのでクリスマス用はあっても年賀状用は少ないのです。また画像がWindowsメタファイル(拡張子.wmf)と称するファイル形式でできているのですが少し安物のアニメというようなタッチなのです。それでも価格だけは高めなのです。
- どの年賀状ソフトも住所録宛名機能は大変優れていると思います。年賀状だけでなく日常出す一通の郵便でも使える簡便さで定形封筒でも問題なく印刷できます。パソコンプリンタの性能が良くなったこともありますが郵便番号の位置もキチンと合って見事です。
- 年賀状ソフトの文面づくり機能は結構トラブルが起きます。この機能は画像を閲覧選択する機能とレイアウトソフトを使って文面に仕上げる機能から成り立っています。この前者の機能においてファイル形式が自社製のものだと問題ないが他社製だと受け付けなかったり遅くなったりフィリーズしたりということになります。以前ほどではないようでもありますがまだ解決していないと思います。ファイル形式と、CDの読み込み速度も問題だけではないように思いますが私には良くわかりません。だから私は通常は次のページのような方法を取ることにしています。
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